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  1. 諫早市議会 2010-03-05
    平成22年第1回(3月)定例会(第5日目)  本文


    取得元: 諫早市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    ▼ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前10時 開議 ◯議長(並川和則君)[ 175頁]  おはようございます。これより議事日程第5号により、本日の会議を開きます。  日程第1「市政全般に対する一般質問」に入ります。  まず、宇戸一夫議員。 2 ◯宇戸一夫君[ 175頁]  皆様、おはようございます。きょうのトップバッターということで抽せんでなりましたので、一般質問を一問一答方式でさせていただきたいと思っております。きょうは大分冷え込みまして、何かまた冬に戻ったような気がいたしますが、議場の中は熱気を持って活力、元気のある議会にしていきたいというふうに思っております。  それでは、一問一答ですから、順にやっていきたいと思っております。まず第1は、ここにお示ししておりますように諫早観光推進プロジェクト会議、これは仮称でございますが、平成20年12月に、諫早市観光基本計画といういいものができております。その中の最後のページのほうになると思うのですが、この計画を推進するために、諫早観光推進プロジェクトをつくったらどうかと、つくりたいということがうたってあります。したがいまして、この諫早観光推進プロジェクト会議は、どうなっているものか、できているものか、いつ、どんな内容を会議で検討されるのか、まず第1点は、これをお尋ねをしたいと思っております。  以上です。 3 ◯商工部長才木雅人君)[ 175頁]  御質問の諫早観光推進プロジェクト会議でございますけれども、諫早市観光基本計画におきまして観光振興推進体制を構築する方法の一つとして(仮称)諫早観光推進プロジェクト会議の設置などが上げられております。このことにつきましては、本市の観光振興を図る上で、市民、民間、行政が一体的に取り組むことが重要でございまして、それぞれの果たす役割を認識した中で協議を行い、一体的に取り組む体制の構築と考えているところでございます。  これを受けまして、現在、既に各種事業に取り組みがなされておりまして、諫早観光物産コンベンション協会を中心に、企画の段階から実践の主体となる各団体がそれぞれの役割を認識しながら連携を図る実行委員会ということで組織をいたしまして、関係者が一体となって取り組まれているところでありまして、協働による推進体制の一つと考えているところでございます。  このような現状を踏まえまして、今後の推進体制のあり方につきましては、昨年から観光振興の中心的な役割を担っております観光物産コンベンション協会と協議を進める中で、観光物産コンベンション協会の中に設置をする方向で現在検討をされているところでございます。今後は、観光物産コンベンション協会におけます組織の構築と事業の実施につきまして、市としては支援をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 4 ◯宇戸一夫君[ 175頁]  趣旨は大体わかりましたが、要するに、観光のこの計画を実施するとか、そういう考え方をどういうふうにして進行させるのかということを官民一体となって行う協議体というふうに思っております。先ほどの答弁によりますと実行委員会を立ち上げたということでございますが、メンバーの方は、どういうメンバーになっていますか。 5 ◯商工部長才木雅人君)[ 175頁]  これが定型的なメンバーというわけではございません。現在行っている部分につきましては、各種事業に伴って連携を図るべく団体等々を招聘をするといいますか、そういうことで参加を募りまして実行委員会を組織して、それぞれの事業を展開しているということでございますので、定型的にだれだれということではございません。 6 ◯宇戸一夫君[ 175頁]  この基本計画は、平成21年度から平成30年度、10年計画ということでステップを3つのステップに分けて多分計画をされておられると思います。第1ステップが3年間、平成21年から平成23年までだと思うのですが、私が言っている観光推進プロジェクト会議というのは、この3年間、第1ステップにおいては、会議をつくってどの辺まで話を進めたいと、その最終年度ぐらいに、第1ステップの終わりぐらいに立ち上げようと考えておられるのか、どの辺で立ち上げて、これを早く軌道に乗せようとされているのかお尋ねをしたいと思います。
    7 ◯商工部長才木雅人君)[ 175頁]  この名称が会議になるかどうか、今のところはまだ定かではございませんけれども、今コンベンション協会とも協議をしておるところでございますので、早目に立ち上げていきたいというふうに考えているところでございます。 8 ◯宇戸一夫君[ 176頁]  要するに、この会議を官民一体となって協働で早く立ち上げないと、やはり行政ばかりとか、あるいは観光協会、あるいは商工会議所と、そういうようなところだけでの動きになってしまうということを私は懸念しているわけでございます。やはり、企業とか、あるいは商店街、あるいは市民、関係にかかわる人たちの英知を集めないと。見せてもらってみましたが、ここにいいことが書いてあるわけです。これをやっぱり実行するためには、計画は絶対実行に移さないといけませんので、これをやはり早く立ち上げて、そして、やってみてチェック体制をして、また計画するとか、やり直すとか、練り直すとか、そういうふうに持ってきてもらいたいと思っておりましたので、今回、取り上げました。  諫早も中心市街化活性化法に基づく計画も進んでおりますから、もうあと4年ぐらいで仕上げないといけないわけでしょう、その商店街のところも。だから、そのこともあるので、これはやはり合同体というか、会議体なので、実行委員だけではなくて、ほかのメンバーも入れたところの組織づくりをやってもらいたいと希望しております。  それでは、これはもうこの辺で、とりあえず終わりたいと思います。  2番目が、新野球場の整備と書いておりますが、これは建設をしていただきたいという整備でございまして、これが数年来ずっと市民の方、あるいは野球関係の方から議題に上がっております。そして、久山港の埋め立てのところで、どうもあそこで多分できるとばいなという話も聞いておりますが、なかなかこれが実現になっておりません。これは、やはりスポーツの振興ということで、特に高来町の体育館もできるし、もうほとんどがある程度めどがついております。今サッカーが盛んですが、野球人口も結構まだ捨てたものではないと思っております。野球場は市長が昨年の施政方針の中で、これは重要課題の中の一つということを言われております。そして、久山港埋立地の風速とか、風力、そういうようなことも既に取りかかっていると南条議員の代表質問の中で市長が答えておられますので、その辺、風力とか、風速、そのような調査も終わって、次の段階に進んでおられるのか、どういうような状況になっているのかお尋ねをしたいと思っております。  以上です。 9 ◯市長(宮本明雄君)[ 176頁]  新野球場の整備のことについてお答えを申し上げます。  現在、野球場は宇都町のほうにありまして、かなり老朽化が激しくなっております。昭和26年、戦後すぐというようなことで建築をされておりまして、このところ老朽化が激しいということもありまして、平成19年から平成20年、2カ年事業ということで5,700万円ほどを投入をいたしまして、とりあえず補修をしようと、余りにも危険であるし、利便性が悪いということもありまして、5,700万円を超えるような金額で、一応整備といいますか、補修をしたところでございます。  新野球場については、議員おっしゃいますように、久山港の埋立地を第一候補地として、昨年から風力、風向の調査を行っております。海辺ということもありまして、どの程度の風が吹くのかというようなことで、特に、冬、今の時期ですね、非常に風が強い時期がございますので、そういうこともあって適地だろうかということで、昨年から風力の調査等を行っているところでございます。  昨年の12月から行っておりまして、約1年間統計をとりました。今この風力、風向等の調査は、3月まで行う予定ということでしておりまして、ほぼデータが出そろってきているというようなことでございます。  確かに、当予定地は風力、風向等から申しますと風が強い地域、特に、冬場が強いのですね。冬場はオフシーズンですから、何とかならないかなということで調査をしてきました。風が強い球場で有名なのは、千葉のロッテマリンスタジアムというのが有名なのですけれども、そこよりも、統計をとってみますと少し低いと、ただ、千葉のロッテマリンスタジアムよりも低いのですけれども、風は、特に冬場を中心に強いという地域でございます。それで、昨年の冬場とことしの冬場、3月までとりますと、ほぼ統計的には出そろうのではないかというふうに思っております。  その後、整備計画を立てまして、土地もまだ諫早市の土地ではなくて、開発公社の埋立地ということもございます。そしてまた、今まだ盛り土を一部しておりまして、ちょっと予定より低いということで盛り土をしておりまして、そういうことで今後整備にかかっていきたいと思っております。  ただ、今諫早市のスポーツの施設整備の関係を申しますと、まず第1に新体育館、これは国民体育大会で使いますけれども、これは再来年度いっぱいぐらいで整備をしたいと思っております。それから、県立の陸上競技場、これはメーンスタジアム開閉会式、それから陸上競技が開催されるということになっておりまして、これの負担が大体100億円と言われておりますから、このうちの半分の50億円が国民体育大会関連施設整備費が充てられるということで、50億円ほどは国の補助金が充てられるということで、県のほうから聞いていると。そして、あとの50億円程度のうち諫早市の負担としては25億円程度負担していくというようなことになります。  そういうことも勘案しながら、新体育館は、現在設計中でございますけれども、その設計が終わりますと建築にかかるというようなことで、もう最終段階を迎えているということです。スポーツ関連の投資額というのは、非常に、そういう意味では国民体育大会もございますので、ほかに大きな整備は、それぞれ7競技ありますけれども、それぞれ既存のものを利用しますが、新体育館で行われるフェンシングとか、それから、陸上競技、開閉会式は県立の陸上競技場とか、そういう予定で進んでおります。  一度に土地代から球場の建設費、それから周辺の整備費、それでテニスコートもそこにどうだろうかというような話もありますので、その辺の整備の内容等を、これから検討をしていくということになるだろうと思っております。  長崎のビッグNスタジアムが約72億円というふうに聞いております。それから、かきどまり野球場が約17億円ということを聞いておりまして、これは多分土地代が入っていないのではないかと思いますので、その辺も考慮しながら建設に向けて推進していきたいと思っております。  以上でございます。 10 ◯宇戸一夫君[ 177頁]  市長は、その測定を平成21年12月から、昨年の12月からと言われましたが、それは本当ですか。平成20年12月ではないのですか。 11 ◯市長(宮本明雄君)[ 177頁]  済みません、平成20年12月から1年間と申しましたけれども、平成21年12月までのデータはそろっているという意味でございます。 12 ◯宇戸一夫君[ 177頁]  ことしの3月まで行われるということですが、そのデータで冬場はちょっと風がきついというぐらいの感じだけしかわからないということですかね。 13 ◯市長(宮本明雄君)[ 177頁]  データをとっておりまして、冬場が非常に数値が高いというのは事実でございます。これをよそと比較をいたしまして、統計をとっていっているということでございます。それから、その野球場がある周辺で例えば、比較をしています。久山港はもちろん統計をとっておりまして、あと長崎とか、野球場そのもの風力風向計があるわけではないのですけれども、あるところもありますが、それは大きな野球場しかございません。それでいきますと、千葉のロッテマリンスタジアムに比べますと、それよりも低いと、ただ周辺の船橋、これは東京ディズニーランド等があるような周辺に比べますと高いということでございまして、これくらいだったら何とかやれるのではなかろうかなと。11月になりますと風が強くなるのですけれども、10月ぐらいまでは比較的安定をしているというような統計の状態でございます。  ですから、ことし3月までとりまして、冬場のシーズンを2回とりますから、ほぼそれで統計的にはある程度信頼できるような統計が出てくるのではないかなと思っています。 14 ◯宇戸一夫君[ 177頁]  状況はわかりましたが、3月まではとって、それでまた風の影響で野球場ができないということになったら、また探すというのが一つの方法になるわけですが、並行的に、例えば、先ほど第一候補地が久山港ということにおっしゃいましたが、ほかに何か候補地というのはあるのですか。 15 ◯市長(宮本明雄君)[ 177頁]  過去に検討したことはございますけれども、今のところは久山港を第一候補地としております。ちなみに、久山港は、冬場は北西の風、ほぼ北西の風なのですよ。ほぼ北西の風が強うございまして、強いときですと5メートルとか、暴風並みのときもあります、19.7メートルとかありますけれども、それは、1月とか特定のときであります。そういう意味では、冬場は、野球はオフシーズンということもありまして、その方角とかの問題はあると思います。風が当たらないように方角等を決めないといけないということもありますし、ただ方角に、余り風のことだけを考えますと太陽が目に入って球が見にくくなるというのでしょうか、そういう球筋が見えないとか、そういうことがあってもいけませんので、その辺については、慎重に専門家の意見を聞いて対応をしていきたいと思っております。 16 ◯宇戸一夫君[ 178頁]  ほかには今のところないということですが、市長が先ほどおっしゃいましたように、冬場、秋ぐらいまでしか野球はしませんから、なるべく一本に絞って、早期にやはりできるように御努力をお願いをしたいと思っております。  次、3点目でございますが、3点目は新庁舎のことについてでございます。新しく立派な建屋ができたわけでございますが、何でも入ってみないと、やってみないとわからないというのが、多分あって、今いろいろなところで諸準備はされているのではなかろうかというふうに思いますが、私なりに、あるいは地元の住民、市民から聞いたところの話で、今回取り上げてみました。  1点は、この新市庁舎にあります売店の件でございますが、売店のコーナーは、2階のほうに多分つくってあるような気がいたしますが、ここに売店ができていないと、オープンしていないということはなぜなのかというのを、まずお尋ねをしたいと思っています。 17 ◯総務部長馬場康明君)[ 178頁]  新庁舎の売店につきまして御答弁を申し上げます。  これまで売店の経営につきましては、契約期間を、単年度を単位といたしまして、3月末までの委託契約を締結をしておりました。今度、期間満了に際しまして、いずれからも解約の申し出がない場合は1年間更新をすると、自動更新というふうな契約になっておりました。今回新庁舎移転に伴いまして、現在の契約につきましては、一たん今年度の末をもって期間満了をもって更新をしないという申し出を、契約者のほうに行ったところ、営業は12月末までで終了したいという意向を示されましたので、新庁舎の売店につきましては、現在、休店扱いとさせていただき、ジュース等自動販売機等の運営だけをされている状況でございます。今後の予定につきましては、公募によりまして、新たな委託業者を選考し、営業を開始するよう準備を進めているところでございます。 18 ◯宇戸一夫君[ 178頁]  契約は1年更新で、ことしの3月まであったと、ただ、12月で本人さんがやめるというようなことだったというふうな答弁でございますが、私が聞いたところによると、どうも12月でやめてくださいと言われたというようなことが聞こえてまいりました。これは直接契約者本人から聞いた話ではありませんので、私もそこまで立ち入る必要はありませんので聞いておりませんが、そういうようなことも聞こえてきております。契約期間が3月まであったので、3月までさせて普通よかったのではないかという一般的な気もするわけですが、あそこには売店とか、あるいは切手とか、収入印紙とかあるので、非常に便利は便利、あそこに来た人、市役所に来た人は便利だったのではなかろうかと思っているのです。そうしますと、この契約というのは、だれとだれが契約しているわけですか。 19 ◯総務部長馬場康明君)[ 178頁]  契約のほうは、売店の営業は諫早市の職員厚生会がやっております。これはずっと経過がございまして、そのようになっております。それと、個人の経営者の方でございます。 20 ◯宇戸一夫君[ 178頁]  この契約書を私もとって見せてもらっておりますが、それによると契約の解除はいつされたのですか。 21 ◯総務部長馬場康明君)[ 178頁]  契約期間が3月末までとなっておりますので、契約の解除はいたしておりません。 22 ◯宇戸一夫君[ 178頁]  私が聞いたのは、解除ではなくて、契約の予告解除というのはされたわけでしょう、どうなのですか。 23 ◯総務部長馬場康明君)[ 178頁]  契約の予告解除というのは特段やっておりません。 24 ◯宇戸一夫君[ 178頁]  そしたら、本人がやめたということですかね。 25 ◯総務部長馬場康明君)[ 179頁]  売店をしておられた場所が旧庁舎でございます。旧庁舎のほうは、事実上12月でほとんどの職員が新庁舎のほうに移動をいたしました。そういうことがあって、12月での今の旧庁舎での場所の営業をどうされますかという御相談はしたということでございますが、契約の解除ということは特段ございません。 26 ◯宇戸一夫君[ 179頁]  旧庁舎で営業するはずないでしょう、新庁舎ができているのに旧庁舎へだれも来んとにするはずがないではないですか、そんな話はないでしょう。庁舎ができて、新庁舎に移っているのに、旧庁舎でしてくださいというそんな話はないから、そんな話はちょっとおかしいですよ。 27 ◯総務部長馬場康明君)[ 179頁]  職員厚生会のほうでは、旧庁舎のあの場所を借りていたということでございますので、新庁舎でやるかどうかということについては、また別問題でございまして、その御相談をさせていただいた経過はあるということでございます。 28 ◯宇戸一夫君[ 179頁]  そしたら、新庁舎での市当局と市職員厚生会との契約書というのはあるのですか、どうなのですか。 29 ◯総務部長馬場康明君)[ 179頁]  職員厚生会のほうに、市のほうの建物の使用許可を出しております。職員厚生会がその業者のほうと営業の契約をしてありますので、職員厚生会のほうに許可してあります。 30 ◯宇戸一夫君[ 179頁]  そしたら、諫早市から職員厚生会にその一部のスペースを貸していると、一応許可をしていると、そして、職員厚生会が売店の方と契約をしているという、この2つの関係があるわけですね。大体わかりました。  そうしますと、今3月ですが、今後の予定というのはどんなにされていますか。 31 ◯総務部長馬場康明君)[ 179頁]  現在、職員厚生会のほうで業者選定委員会というものが6名で構成をされて、詳細な公募の条件等を整理しております。したがいまして、これができ次第、早急に募集を開始して、営業をお願いするということで予定をしております。 32 ◯宇戸一夫君[ 179頁]  職員厚生施設というふうな感じが半分あるのではないかと思いますし、半分は来た人の市民も利用するということもありますので、これは早目に公募をしてもらって、適切な適当な人を契約してもらって、正常な売店を運営をしてもらいたいというふうに望んで終わりたいと思います。  続いて、2番目でございますが、1階の広いロビーができ上がって旧庁舎を見ておったものですから、そう思うのは私一人の感かもしれませんが、余り何か広過ぎて殺風景で寒いという感じが、私はするのですよ。やはり、市民が来られたときに、ぬくもりのあるというか、そういうような雰囲気が、ちょっと私は欲しかったもので、そういうことを思いました。  それとまた、あそこにソファーとか、くつろぐところが全くないと、テレビがあるけど立って見なければいけないということで、もう少し、ここは何か改善をしてもらって、これは婦人会の方からも言われました。要するに、何か集合があって、市役所で会合があるとき、ちょっと待ち時間が何分かある、ちょっと早く着き過ぎて座ろうと思ったばってん、座るところもなかとやもんねという話を聞きました。そしてまた、上山荘のほうに丸い、ソファーのようなものがあると聞きましたが、そういうようなものが欲しいなという、その辺の具体的なものまで聞きましたが、それは担当部局のほうで検討してもらって、ぜひ改善をしてもらいたいと思います。  それと、案内板が、玄関を入ってすぐ右側にあるわけですが、余り小さ過ぎではなかろうか、余りに小さい、上品ぶって小さいのをつけて、何かインフォメーションと英語で書いてあって、じいさん、ばあさんって失礼な話だけど、私も余り読みきれませんが、仮名をふらないとわからないような英語が書いてあって、日本語が書いてないのです。1階が何とか、2階が何とか、9階までずっと書いてありますが、これでは余り不親切ではなかろうかと、ただ張ってますからわかるでしょと、こんなものでは私はいけないと思います。これもやはり、もう少し堂々と天井でもわかるところに張ってもいいわけです。そしたら、わざわざ案内所に行く人もおりますが、案内所に尋ねないでも、真っすぐ自分の利用する階にエレベーターで行くということもできるのではなかろうかと思っておりますので、これもぜひ改善を、もう一回見直してもらいたいと思っております。これは要望でございますので、あとはするかしないかは当局の問題ですから、お前が要らんこと言うなと言われたらそれまでの話でございます。ただ、私は皆さんの声もそういうことがあるということをお伝えしたいと思っております。  それと、3番目、これは玄関の表玄関のことでございますが、人と車の出入りが多くて、私は危険を感じているわけです。というのは、ちょっと下手な字で見取り図を書いてきましたが、多分、ざっと言うたらこんな感じであると思います。(図を示す)新庁舎があって、ここに別館があって、こっちに諫高のグラウンドがあります。駐車場の入口が、ここにあります。それでこっちに、駐車場の出口があります。こう入って、こう来て、こう帰って、ここから出ているわけですが、こっちのほうは今度すぐもう人間が行くばかりでありまして問題はありません、すぐ行かれます。ところが、こちらのほう、西口のほうの出口のほうですね、これが身障者用の駐車場がここに2台あります。それで、すぐ脇に横断歩道をつくってあります。ここは身障者用の駐車場の脇に、車が一番出入りの激しいところ、行く人もおるし出る人もおると、こういうのは非常に危ないのではないかと私は思っているわけですよ。安全、安心のまちづくりに対しては、ちょっとこれはそぐわないのではなかろうかというような気がしております。  したがいまして、今駐車場は、こちらの西駐車場、そして、南側駐車場、そして、別館の後ろのほう、四十数台入るのではなかろうかと思っておりますが、そして、市庁舎に入る裏口があります。そして、ここの図書館のところに、図書館の駐車場入口があるのですが、その脇に今ストップをしておりますが、人はここから入るような案内板が少しあるようでございます。ここから車を入れたら、わざわざここのまん前を通らないでいいわけですよ、人間だけで、ここの玄関口は。ここから出入りしたら、1カ所で出入りしたらです。何でこれができないのかと、皆さん感じていませんか。こっちの別館からこの近くに入るから、こっちを通ったこと、市長があられるかどうか知りませんが、私だってそんなに感じるのです。どう思いますか、総務部長。 33 ◯総務部長馬場康明君)[ 180頁]  ちょうど新庁舎の関係でございます。先ほど答弁が要らないとおっしゃったのですが、ちょっと誤解があったらいけませんので、少し庁舎の案内板の関係とかでございますが、案内板は外国の方もお見えになりますので英語の部分もございます。それと、若干確かに今おっしゃいましたように、改善するような部分もあるかもわかりませんので、現在、そういった案内板については、補強をするように考えて、今進めているところでございます。  それと、1階のロビーでございますが、きょうはがん検診のパネル展を、この数日はさせていただいていると思います。こういったことで、新しいロビーができましたので、ぜひ市民の皆様にも、いろいろな所管の部署と御相談をしていただきながら、これは活用をしていただきたいと思っております。  おっしゃいますように、いすとか、そういったものも置いたほうがいいという御意見もいただきました。したがいまして、議員がおっしゃいましたように、いすあたりも現在フロアのほうに置くように、もう手配をしているところでございますので、どうぞ御利用をしていただきたいと思います。  それから、入口の道路といいますか、その件でございます。正面玄関を図書館側のほうに出入りするようにしたらどうだろうかという御提案でございます。これにつきましては、実は、本庁の建てかえにつきましては、以前合併する前にも、そういった建てかえのお話等もございまして、図書館の建設のときであるとかいう時期を含めまして、市役所周辺の交通計画について、いろいろ検討がされた経過もございます。その折に、諫早高校の通学の件や、あるいは中央商店街の御意見等もお伺いをした経過もございます。  それから、新庁舎の実施設計、これを行う際に、車両の出入り口については、これまでのそういった経過を含めまして検討がされまして、図書館側からの出入り口についても、一応検討をしております。図書館側の利用者の車両、それから、道路の交通量が多いということで現在の形が最良であるという結論が出ているところでございます。  図書館に、特に春休みとか、休み中、車が並びますと、もし今おっしゃいます図書館の横のところの道路を、出入り口をいたしますと、図書館の車が並んでいるときに出入りができないということで、公安委員会とも御相談をいたしましたが、なかなか難しいのではないかという回答もいただいているところでございます。  以上でございます。 34 ◯宇戸一夫君[ 181頁]  図書館も車が並ぶということは確かにあるですよね、利用者の多いときは。図書館の、必ずしも手前の入口ではなくても、西側のど真ん中ぐらいをちょっとあければ、ここのど真ん中をあけたらいいわけですから、私がただ一案を言っただけで、ここからして、図書館の入口もあるので、これは余り車が並び過ぎるということもあると思います。そうであったらこの辺にしてもいいのですよ。要するに、私は、この身障者用駐車場のあるところが一番混雑をしていると思うし、ちょうどそこの入るところと、特に、またカーブがあるところ、外側のほうに植木もしてありますよね。この辺もお互いが注視して、スピードを落として当然行きますので、事故が今のところあっていないと思いますが、私も実際何回かここへ行ってすり合うと非常に危ないのです。そんなことでよく注意しておかないと。特に、高齢者になりますと運転が下手でございますので、私も含めて下手ですからね。やはり、ここはどうにかもう一回事務方とよく御相談なされて再検討をお願いしたいということです。これもこの場でいろいろ言っても時間がずっと過ぎますので、この辺でやめたいと思いますが、ひとつよろしく検討をお願いしたいと思っております。  次は、4番目でございますが、本明川大橋、これはまた新しくなって気持ちよく通らせてもらっているのですが、1番目は、あそこは照明灯がないと、私も全然知らなかったのです、余り晩は通らないものですから。そしたら、あそこは照明灯がないのはなぜかと、なしねと、こういう単純な疑問を聞きました。そういえば、橋で照明灯がないところもあるのかなという気がいたしましてここに取り上げたわけですが、この橋は特段照明がなくてもいいわけでしょうか、それとも、橋のための照明を取りつける基準というのがあるかどうかお尋ねしたいと思います。 35 ◯土木部長(冨松静夫君)[ 181頁]  本明川大橋の照明灯についてでございますけど、この本明川大橋につきましては、県が管理をする橋りょうといたしまして、昨年の4月に供用開始をされております。管轄する県に問い合わせをしましたところ、この道路照明灯の設置につきましては、道路照明灯設置基準というものがございますけど、これによりまして橋りょう部の照明灯は市街地の一般国道等で、夜間の歩行者数が極めて多い箇所、道路幅員が急激に変化する箇所や地形的に霧などが発生しやすい箇所などに設置をするように定められており、この設置基準及び道路維持管理費の縮減を図るために、この本明川大橋には、現在照明灯を設置しないということを県のほうから回答を受けております。  しかしながら、市としましては、安心、安全な交通体系の確保をするために、この本明川大橋の照明灯の設置は必要であると判断をしておりますので、今後、県に強く要望していきたいと考えております。  以上です。 36 ◯宇戸一夫君[ 181頁]  部長からそれだけ言われたら私も何かこれ以上言ったら、逆に減点されるのではなかろうかという気がしてなかなか言えないわけですが、人数とか維持管理に金が要るということで、県が節約しようということですかね、それも一部ですね。  それと、人数は月にどれくらいとか、大体わかっているんですか、つけるとかつけないとか、大体今、基準というのは。  例えば、不知火橋にはついていますよね、不知火橋よりも、ちょっと、大体街ですもんね、本明川大橋は。そういう意味でなんでなかろうかというのも一つの私の疑問なのですよ。しかし、土木部長が県に強く要望するとおっしゃいましたので、ぜひ期待してこの辺はやめたいと思いますがよろしくお願いいたします。  それと、2番目の橋げたの色ですが、さびた色をしているものだから、私また気になるわけですよ。何かA型はどうもいかんですな、気になることが多くてですね。なぜあの色なのか、さびていないんでしょう、あれは。さびているのをつくるような、県とか市ではありませんので、どういうことでああいうふうな色をしているのか、ちょっとお尋ねします。 37 ◯土木部長(冨松静夫君)[ 181頁]  この本明川大橋の橋げたの色についてでございますけど、この本明川大橋の橋げたの鋼材には、耐候性鋼と呼ばれております特殊な鋼材を使用をしております。まず、耐候性とはどういうものかということでございますけど、鋼材の表面に緻密な保護性のさびを発生をさせまして、塗装と同様な保護皮膜を生成し、鋼材の腐食を防ぐものでございます。将来的に、構造上の問題となるようなさびではございません。この耐候性につきましては、一般塗装仕様鋼と比較をしますと、100年程度の耐用年数や初期費用が同等で、通常10年から20年に塗装の塗りかえが必要でございますけど、この塗りかえが不要となるということで維持管理費の低減が図れ、環境にも優しい素材となっております。  また、この色につきましては、現在は赤みを帯びたさび色となっておりますけど、通常5年程度で、このさびが安定をしまして、茶褐色に変化をしていくために、今後は周辺の景観にもなじんでくるものと考えております。  以上です。
    38 ◯宇戸一夫君[ 182頁]  大体、わざとさびをつかせるように材質がそんなになっているというわけですね、問題ないと、100年もてるというわけですね。安心いたしました。そしたら、私は環境色に、なんか緑ぐらい塗ってほしいと思ったですが、その色、塗装を塗らないがためにあれをしておるということで、理解していいですね。 39 ◯土木部長(冨松静夫君)[ 182頁]  少し言いかえれば、通常塗装を行いますけど、この塗装のかわりに、緻密なさびを発生をさせまして、塗装のかわりといいますか、これをすることによって10年から20年程度の塗装する費用が省けますので、維持管理費の低減につながるということでございます。 40 ◯宇戸一夫君[ 182頁]  わかりました。次に進みます。  5番目ですが、国道207号長田バイパスの信号機についてでございますが、これは2点ありました。長田からバイパスに乗ってきて、あそこの池田自動車、福田方面に行くところの信号機があるわけですが、あそこを利用したら、信号機が青になって赤になるのが早いもので五、六台行ったらすぐもう赤になるのですよ。先へ進めないわけですね。だから、その辺の調子はどこで調整しているわけですか。その近くで調整できるというわけではないのですか、どんな状況なのですかね。 41 ◯生活環境部長(森 康則君)[ 182頁]  国道207号線長田バイパスのところ、福田の出口のところが非常に混むというお話だと思いますが、実は、今メーンのほうは国道207号本線、もうすぐしたらバイパスのほうが全線供用開始をすることになると思います。そうなりますと、小長井方面から市中心部方向に向かう車の流れ、これも大きく変わってくると、完成したあとはですね、そういうふうに思われます。警察のほうに確認いたしましたところ、現在市内中心部の信号機というのは、県警の本部の交通管制センターのコンピューターで制御されているということでございまして、信号機の周期、つまり赤から青に切りかわる時間でございますが、こういったものは交通の状況に応じて変更するということでございました。したがいまして、福田交差点の信号機の周期につきましても、長田バイパスの完成後の交通状況に応じて、また変更されていくと聞いているところでございます。 42 ◯宇戸一夫君[ 182頁]  交通状況に応じてふえたらまた信号も長くするとかいうことになるわけですね、わかりました。  それと、もう一つは、現在、バイパス工事がなされていますが、信号機が未設置のところがあるわけですが、これは信号機は将来つくわけですか。 43 ◯生活環境部長(森 康則君)[ 182頁]  今のバイパスのほうに、今の国道207号線のほうから入ってくるところの交差点といいますか、何カ所かあるようで、2カ所ぐらいある、そこの部分の信号機のことだと思いますけれども、国道207号線の西里町、あれは野田医院のところから小豆崎町のほうからの進入路が2つございますが、長田バイパスに合流する交差点2カ所の信号機設置につきまして、これも警察のほうに確認をいたしましたところ、今年度末までには設置工事が完了するということで聞いております。  以上でございます。 44 ◯宇戸一夫君[ 182頁]  わかりました。それではこれは終わりたいと思います。  6番目ですが、これは地元からの問題で、私が住んでいる西里町で起きている環境問題でございます。苦情が来ているということでございますが、騒音ではなかろうか、騒音とほこりということを聞いております。実態はどうなのか、その発生源となっていますところでは、どういう仕事、実態なのか、ちょっとお尋ねをしたいと思います。 45 ◯生活環境部長(森 康則君)[ 183頁]  御指摘の事業所は西里のほうにある事業所のことだと思いますが、金属類等を有価物として買い取り、分別し、金属類を売却する事業を行っておられまして、平成20年1月ぐらいから操業を開始しておられるようでございます。金属類を引き取って、それから作業機械で整理分別を行っておられて、近隣から騒音とか粉じん等に対する苦情がちょっと数件ほど寄せられているのが現状でございます。 46 ◯宇戸一夫君[ 183頁]  私は素人ですのでわかりませんが、産業廃棄物を扱っている業者ではないということですか。 47 ◯生活環境部長(森 康則君)[ 183頁]  産業廃棄物を扱っているということではなくて、有価物として買い取って、それをまた売却するというような仲介業、そういった形のようでございます。  以上でございます。 48 ◯宇戸一夫君[ 183頁]  そういうような苦情が来て、騒音だったと思いますが、それに対して騒音の測定とか、そういうことをやられているのではなかろうと思いますが、どういうふうな状況だったのですか。 49 ◯生活環境部長(森 康則君)[ 183頁]  当該地は、騒音規制区域第3種区域に位置しておりまして、県の条例の規制基準というのがありまして、昼間、朝の8時から夕方20時までは65デシベル、それから、朝の6時から8時までと、それから夕方の20時から22時までは60デシベル、それから夜間の22時から6時までは50デシベルというのがそこの基準になっています。  私どものほうでも苦情といいますか、うるさいんだけれどもということでお話を伺いましたところに行きまして測定をしましたが、そういう基準値を超えていない状況でございました。 50 ◯宇戸一夫君[ 183頁]  基準は超えていなかったと、これはどちらではかった測定値なんですか。苦情を言われた方のところではかったのか、業者で出ている騒音についてはかったのか、どっちなのですか。 51 ◯生活環境部長(森 康則君)[ 183頁]  この場合、その測定をするのは第3種区域ですので、こういった事例の場合は指定施設でございませんので、そういった騒音があるのだけどというお話があったときは、そこの苦情があった家のところに行って測定をするということになっております。  2カ所ほどうるさいのですよと、苦情の電話があったのですね、そこの家のところに行って測定をするということになっております。 52 ◯宇戸一夫君[ 183頁]  苦情を言われたところに行かれて測定をしたということですね。そういうふうに規定上なっているわけですね。  そして、その測定結果というのは、当然苦情者に説明されたのでしょうね。そして、苦情者はどういうふうな対応、状況だったのですか。 53 ◯生活環境部長(森 康則君)[ 183頁]  当然、苦情があったところには、その内容、当然ながらいつできて、こういう仕事をされておって、実際に測定をしてみたらこういう状況でしたということでお話をさせていただいて、説明をさせていただいております。確かに、説明をしているのですけれども、金属音、ずっと常時高い音が出るということでは、もちろんなくて、基準値に達していない。ただ時々、金属が落ちる音が、時々高い音が出るときがあるのですね。そういうのが非常に苦になされる部分だと思うのですけれども、今のところは基準値内でありますので、今後とも指導していきたいといいますか、お願いをしていきたいということは申し上げているところでございます。 54 ◯宇戸一夫君[ 183頁]  苦情者にも当然説明をしないといけないですね、測定をして、こういう状況でこうなのですよと、そして、またもう一方では、業者のほうにも指導というか、こういうことですよと、指導しないといけないと思っています。業者に対しての指導とか、あるいは説明というか、そういうことがあっていますというようなお話はもうされましたか。 55 ◯生活環境部長(森 康則君)[ 183頁]  当然ながら、業者のほうにも何回かそういうお話をさせていただいて、私どものほうと、それから土木部のほう、それから県のほう、三者で業者のほうとも話をさせていただいております。  実際、こういうふうな苦情が出ておりますのでということで、実は、朝の8時前から最初は操業されておったのですよ。朝というのは特にまだ車の交通量も少ないし静かなときで、そういうときは音が非常にうるさく感じることもございますので、操業については8時以降にしてくださいということでお願いしておりまして、今は、8時以降に作業をされているというのが現状でございます。  そういうことで業者のほうとも、逐次お話しをさせていただいております。  以上でございます。 56 ◯宇戸一夫君[ 184頁]  指導的な内容、どういうようなことを業者に言って、なるべく音が出ないような措置をしてくださいというようなことを言われたのかお尋ねをしたい。 57 ◯生活環境部長(森 康則君)[ 184頁]  今申し上げましたように、操業時間ですね、これにつきまして改善をしていただくということで、その分については了解をいただいております。それから、作業の場所が比較的道路側のほうで、近所に音が伝わりやすいという状況でございましたので、敷地が広うございますから、奥のほうで、できるだけ民家から離れるような状態で操業していただければなということをお願いして、今徐々に、後ろのほうに作業場を下げられつつあるようでございます。 58 ◯宇戸一夫君[ 184頁]  苦情者、あるいは業者の指導と両方、基準をオーバーしていないから余り強くも言われない、非常に難しい面があるのではなかろうとか気がしております。騒音は騒音で、また苦情は苦情で言ってくるものですから、なかなか当局としては難しい対応をしてもらうんじゃなかろうかと、今後は、どうしていかれますか、苦情の方はもうこれを了解されたのですか。音というのは常に出ますから、時には大きな音がする場合も当然あって、またいろいろ言って来られる場合もあると思うのです。今後の苦情者の対応、あるいは業者の説明、これは常日ごろ、対応しておってもらわないと、やはり全く話が太くなるということが出てくるのではなかろうかと思いますが、今後の方針、業務の実態のあり方をお願いします。 59 ◯生活環境部長(森 康則君)[ 184頁]  実は、環境サイドとか、いろいろ立場で指導することができるようになっていますが、実は、県の条例がありまして、長崎県未来につながる環境を守り育てる条例というのがございます。この条例第33条に、何人も指定施設以外のものに係る規制基準に適合しないばい煙等、騒音も含めてですけれども、発生させてはならないと規定されております。それで、第39条には、この規定に違反する行為があると認めるときは、その行為者に対し当該行為を禁止したり、あるいはばい煙等を排出し、騒音も含めて、または発生する施設を改善し、ばい煙等の防止の方法を改善すること、その他必要な措置をとるべきことを命ずることができるというところまであります。事業そのものを排除することはできないのですが、そういうことで指導したりとか、あるいは命令をしたりとか、そういうことができるようになっていますので、当然基準の範囲内であればいいのですが、基準を超えるときは、当然そういった命令もありますよということもお伝えしておりますし、基準を超過する場合は改善することを求めていきたいと思っております。  ただ、今業者のほうも、非常に努力を何とかしようという動きもありますので、移転とか、そういうことも考えておられるようでございますので、そういった状況の中でよく説明をしながら、そういった苦情がある場合は、当然声がありますので、改善をお願いしますとか、いろいろ方法を検討していただくように随時監視をしながら、また今後も継続してコストダウンさせていただきたい、そういうふうに思っているところでございます。 60 ◯宇戸一夫君[ 184頁]  これは、個人個人の問題もあるでしょうし、基準値におさまっていても騒音を感じる感覚の問題も一部あるもので、これはやっぱり終わったというような感じを持たないで、常に、苦情者、業者へ、御指導、説明をお願いしておきたいと思います。今回は身近な問題を一般質問でさせてもらいましたが、できることはすぐしてもらって、できないことは、いろいろお金の問題もあるだろうし、ということで、御努力をぜひ今後もお願いしたいと思っております。  以上で、私の一般質問を終わります。 61 ◯議長(並川和則君)[ 184頁]  一般質問を保留し、しばらく休憩いたします。                 午前11時2分 休憩                 午前11時16分 再開 62 ◯議長(並川和則君)[ 185頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  次に、黒田茂議員。 63 ◯黒田 茂君[ 185頁]  結の会、20番の黒田茂でございます。ちょっと先週は体調を崩しまして、のどがちょっと不調でございますけど、お聞き苦しいと思いますが、よろしくお願いいたします。  通告に従いまして、まず1番のほうから質問を始めたいと思います。  行財政改革についてということでございます。私は今回一問一答を選択しておりまして、(1)、(2)、(3)というふうに分割しておりますけれども、1つずつ進めていきたいと思います。  まず(1)ですが、行政改革集中改革プラン、これは平成18年3月に諫早市で作成をされております。これの中身は大体議員の皆様御存じだと思うのですが、6項目に分かれておりまして、その内容をちょっとここで申し上げると時間も足りなくなりますので、今回私が、この行財政改革について関連するようなところだけ選びまして4項目について、それについての実行状況等を回答をお願いしたいと思います。  まず1つは、事務事業の見直しの状況でございます。これもしっかりと最初のところでうたわれております。事務事業を積極的に見直しをしていくという状況が書かれておりまして、これについて、過去3年間、具体的にどういうものを廃止したり、見直ししたり、結果的に総事業数がどうなっているのか、これをまず過去3年ぐらい示していただきたい。  それから2つ目は、これも中に入っておりますが、人事評価システムの構築でございます。これについては、能力、実績を重視した制度をつくり上げていきたいというプランになっております。それが、どうなっているのか。  3番目は、定員管理、これは多分いい実績になっていると思いますが、これの状況、それから、それの裏づけとして、総人件費がどうなっているのか、これは退職金の金額を除いて結構でございますので、その推移を回答していただきたい。  それから、もう1つは、今回市長も施政方針で言われておりますが、事業ゼロベースということを言われております。このいわゆる予算制度の改革、当初は、これはシーリング方式から、このプランだけ見ますと枠配分方式という形になっているわけです。そこら辺がどう違うのか、その違い、あるいは、今回市長がゼロベースと言われておりますその前段として、こういうものの違いがどうなのか、今後どう考えているのか、まずこの4点について回答を求めたいと思います。 64 ◯総務部長馬場康明君)[ 185頁]  行政改革集中改革プランの実行状況ということでございます。集中改革プランの計画期間でございます平成17年度から本年度平成21年度末見込みで項目に沿ってお答えを申し上げたいと思います。  まずお尋ねのありました、項目1の事務事業の再編、整理、廃止、統合の中で、事務事業の見直しということでございます。主なものでございますが、諫早市小長井地域有線テレビジョン施設への指定管理者制度の導入、これは平成19年4月でございます。それから、多良見コミュニティバス運行事業の廃止、これが平成19年3月でございます。公立保育所の民営化、これは平成22年4月を予定をしております。あるいは、今進めております都市計画道路の見直し、こういった検討を行っているところでございます。それから、定員管理の適正化という項目でございます。この中で人事評価システムについてでございますが、この人事評価システムにつきましては、国家公務員においては、平成18年から3度の執行を実施をいたしまして、平成21年4月から新たな人事評価制度を実施し、人事管理に活用することとなったところでございます。これに対しまして、諫早市の場合でございますが、総務部門や窓口を主とする部門など、各部門ごとに職員に求められる能力や業績の評価も異なりますために、一律の評価制度では的確な評価を行うことが難しいと考えております。そういった面もございますので、国や他市の評価制度なども参考にしながら、人事評価制度の導入に向けて研究を進め、導入に当たりましては、管理職への試行を繰り返し行いながら対応していきたいと考えているところでございます。  次に、定員管理の適正化、この職員の削減ということにつきましては、平成17年4月1日現在、合併直後ですが、職員数が1,134人おりました。この人数に対しまして定員適正化の計画期間中に65人の減を目標に掲げておりますが、平成21年4月1日現在で83名の減と、目標を大きく上回るペースで推移している状況でございます。集中改革プランで平成21年度まで、本年度までで65人の予定だったのが83名減というふうになっているところでございます。今後におきましても、平成30年4月1日現在の職員数921人、この職員定員適正化計画に沿って定員管理の適正化に努めてまいりたいと考えているところでございます。  なお、計画期間中におきます一般職員の総人件費、これは退職手当や児童手当などを除いた給与費及び共済費の決算額で見ますと、平成19年度が84億9,500万円程度、それから平成20年度が82億7,700万円、平成21年度が12月現在で81億9,000万円程度ということで、平成19年度からいきますと、大まかに言いますと85億円、83億円、82億円というふうに減少をしてきているという状況でございます。  ほかにも取り組んだものはございますが、現在これらの実績について集約を行っているところでございまして、財政面での効果等がどの程度あったかということは、今後精査をして公表できるように作業を進めてまいります。 65 ◯財務部長(谷口 啓君)[ 186頁]  行政改革についてのうち予算制度の改革、新年度予算におけるゼロベースの見直しという2項目めの御質問でございます。具体的にということでございます。  平成22年度当初予算は、生活者の視点で物事を考え立案し、政策を実行すると、そのことすべての根幹に据えましてすべての施策、事業について改めて原点に立ち返りまして白紙の状態で一から検討し、編成をいたしております。  主な事業でございますが、輝くひとづくりで10月診療分から現物給付方式を導入することといたしました乳幼児福祉医療費支給事業、活力ある産業づくりでは、施設園芸農家の経営負担を支援する施設園芸経営支援事業や伊木力みかん、小長井のカキ、橘湾水産加工品のブランド化を推進いたします農水産物ブランド化推進事業などを計上いたしております。また、暮らしの充実では、公用バスを利用度が高い運用に見直す公用バス管理事務、市民主役のまちづくりでは、祭りや運動会等の補助金を一括し、地域で考え主体的に行うまちづくりを支援する地域づくり協働事業などでございます。生活者視点で組み上げた積極的な予算ということといたしております。 66 ◯黒田 茂君[ 186頁]  今回答をいただきましたけれども、ちょっと私の質問の趣旨と違っているところが若干ありますので、そこら辺をもう一回お尋ねしますけれども、要するに、事務事業の見直し状況の中で、その件数とかは把握はされていないわけですか、廃止とか、見直し、あるいは総事業数の推移、これについての件数とかの把握はされていないわけですか。 67 ◯総務部長馬場康明君)[ 186頁]  件数とか、そういった内容につきましては、現在掌握中でございます。詳細な内容については3月までとなっておりますので。 68 ◯黒田 茂君[ 186頁]  現在掌握中ということであれば、これ以上どうしようもないことですが、先ほどの人件費のほうは、非常に人員削減も予定以上に進んでいると、退職金を除いた総人件費も減っているということでございます。  それから、人事評価システムについては、これは将来的な課題ということのようでございますが、今まで全く検討されたことはないのですか。 69 ◯総務部長馬場康明君)[ 186頁]  もちろん、国のほうで試行をする過程におきまして、ずっと他市の状況、国の状況を考えながら検討はしてきております。 70 ◯黒田 茂君[ 186頁]  それから、もう1点、予算制度のところですけれども、これは(2)のところまで一緒に回答をしていただいたのですが、市長が、新年度の施政方針の中でゼロベースを掲げられて、行革プランの中でも平成18年からずっと進んできたわけですね。我々議会のほうでも、行財政改革特別委員会のほうで委員長報告という形でいろいろな提案もさせていただいております。そういう流れの中で、今回市長がゼロベースだよといわれて新年度の予算が組まれたわけですね。だから、ここで私が知りたかったのは、実際、廃止した件数は今年度の予算の中で平成21年度までの事業の中で、実際こういうものを廃止した、ゼロベースということはゼロからスタートするわけですから、ゼロにした事業数はあったのか、見直しした件数は何件だったのか、結果的に総事業数は何件だったのかと聞きたかったのですが、件数も総事業数は今把握中ということですけど、具体的に廃止したもの、見直ししたものは、先ほどちょっと4つぐらいは新しいものをおっしゃられましたけれども、そういう件数はあったのですか、廃止してゼロにしたものとか。 71 ◯財務部長(谷口 啓君)[ 187頁]  廃止したものということでございますが、具体的に申し上げますと、国の制度で例えば定額給付金が1年間ございましたが、こういうもので廃止になったというようなものはございます。  また、国の今回の事業仕分けでございますが、ワーキンググループの結論が出ておりますが、市の事業で40件程度の事業に影響が出てくるのではないかというような判断をいたしておりますが、そのままじかに影響が出るかどうか、まだ情報不足、不確定要素も強いというようなことがあるというふうに認識はいたしております。
    72 ◯黒田 茂君[ 187頁]  定額給付金なんかは特殊な事例で国の政策でしょうからそうなのでしょうけど、要は、市のほうで長年継続してきた事業の中ではないということなのですね、財務部長。 73 ◯財務部長(谷口 啓君)[ 187頁]  今回のゼロベースということで廃止をしたという案件はないと思っております。 74 ◯黒田 茂君[ 187頁]  そこで、次の3番のほうにも進んでいくわけですけれども、私どもが2月8日、9日、会派で視察をさせていただきました。場所は、1日目が福岡県の大木町というところです。この件については、私の後に藤田議員が質問をしていただきます。翌日は、午前中に福岡県の行橋市、ここでまちづくり条例というのを勉強してきました。その午後に、直方市に行きまして、直方市は、九州で一番最初にこの事業仕分けを取り組まれた市でございます。ここで事業仕分けというテーマで、視察をしてきまして、今回早速、この視察の成果としてやはりこういう議会で反映させたいということで、一般質問に上げております。  この事業仕分けというのは、私も初めて知ったのですけど、この言葉自体は、構想日本、今度国が行いました、その主催した構想日本というところが関与をした場合に、この事業仕分けという言葉を使うそうなのですね。普通は事務事業の見直しとか、事業の見直しとかいうことで使うのですが、構想日本が関与した場合は事業仕分けということらしいのです。直方市も構想日本の関与でやっておられるものですから、事業仕分けということをされているわけです。  これについては、市長も宮崎議員の答弁に対しても、例えば、チームをつくったらどうかとか、あるいは五島市もやっているよと、諫早市もどうかというふうな御提案を宮崎議員がされましたときに、余りちょっとやりたくないようなと、私はそういう感じを受けたのですけれども、そこら辺について、少し、この直方方式を研究したものですから、これのいいところを紹介して、再度市長にも答弁を求めたいと思います。  まず、その前に、この直方方式、私は通告していましたので、当然、企画振興部長あたりも勉強されていると思いますので、その概略、わかればちょっとお示しいただければと思います。 75 ◯市長(宮本明雄君)[ 187頁]  直方市の状況をということでございます。九州は比較的この事業仕分けをしているところが少ないのですね。多分合併との関係が物すごくあるのかなと思っております。  九州というのは、合併が全国の中でも一番進んだ地域でございまして、その関係もあって、その事業仕分けよりも以前に手をつけるものが多かったのかなと思います。直方市は、多分合併をされていないのかなと、資料を見ましたけれども、そういう印象を持ったということでございます。  この直方の資料を見ますと、平成17年度に策定をした行政改革大綱に基づきまして行政改革に取り組んでいるということでございます。この事業仕分けの応募は、応募人員が市民から2人とか、市内に住んでいる人に限りますよとか、そういうことでホームページとかで募集をされていると、そして、委員の報酬はありませんよと、ボランティアですよということで、市の応募等を行いまして検証をされているようでございます。  そのほかにも、全部の項目を行うのではなくて、例えば、20項目だけを行うとか、そういうことで、このときには15事業と民間のここにもコンピューターカレッジがありますけれども、コンピューターカレッジとか、そういうことをあわせまして19になっているようでございます。これを民間の委員さんも含めまして、不要とか、民間が行うべきとか、要するに事業仕分け、政府がやりました事業仕分けの手法と同じだと思うのですけれども、そういうことでやられているということでございます。  一番難しいのは、先ほどもちょっと申し上げましたけれども、私どもは合併が最大の行財政改革ということで取り組んでまいりました。そして、またこういう手法、事業仕分けは比較的目新しいですけれども、政策評価とか、事務改善とか、それから行財政改革とか、ゼロベース予算とか、いろいろな手法があるのだと思います。そういうことで、どの手法をとったらいいかと、一番効率が上がるかということにつきましては、やはり、研究する余地があるのではないかと思っております。市議会のほうでも、先ほどおっしゃいましたように、行財政改革検証等特別委員会というものも設置されておりますので、皆様方の御意見を賜りながら、よりよい方向に向かうようにしていきたいと思っております。  いずれにいたしましても、この行政改革というのは、常々、この行政改革だから何をやるというわけではなくて、常々、こう見直していかんと、不要不急のものが出てきてしまうというようなことがよくありますので、私はゼロベース予算というものを、最初からやはり検討しましょうよということで御提案をさせていただいて、それを実行に移していきたいと思っております。合併特例債の期間もあと5年ということになります。交付税も10年間は特別措置ということで算定がえといいますけれども、交付税につきましても1市5町で合併をしましたが、合併をしなかったものとみなして交付税を算定する、要するに余計もらうということです、10年間はですね。それが、10年を過ぎますと、あと5年過ぎますとだんだん減っていきまして、この算定がえというのがあるのはあと10年間、5年たちますと減っていきますけれど、一遍になくなるわけではなくて、5年間かけて減らしますよというようなこともあります。そういうこともありますし、片一方では、国民体育大会を控えていて、行政需要が非常に多いというようなこともありながら、そこをバランスをとりながらどうやって財政運営、それから行政運営をしていくのかというのが今の諫早市の課題ではないかなと思っております。  いずれにいたしましても、これは、行財政改革にしても、事業仕分けにしても、無駄なものを省いていくと、事務改善にしてもそうなのですけれども、ゼロベース予算にしてもそうでございます。必要なものと無駄、無理とありますけれども、無駄とは言いませんが、緊急に必要ではないものについては、削減していくというか、事業を廃止していくというようなことでございます。今の税収の状況等を勘案をいたしますと、今は経済対策とか、いろいろな現下の状況もありますので、そういうことは、予算を縮減するとか、積極予算を今度は組んでおりますので、そういう時期が来るのかなというような危惧は持っていると、心配もしているということでございますけれども、ここ数年間を、国民体育大会もありますからどうやって乗り切っていくかということについては、私も常々頭から離れないというような状況でございました。  ありがとうございます。 76 ◯黒田 茂君[ 188頁]  丁寧な答弁ありがとうございます。  ここで市長にも再度、ちょっと二、三お尋ねしたいのですが、いわゆる市長の施政方針の中のゼロベースですね、これは昨年12月議会でも松永議員とか、牟田議員への答弁にもちゃんとやっていきますよという答弁がありました。それから、新年度の予算を取り組まれたわけです。  結果として、しかし、先ほど財務部長から答弁がありましたように、なかなか廃止とか、見直しとか、余り大きなものは出ていないということなのですね。だから、そこら辺が内部組織だけでは思い切った見直しというのは、当然先輩部長がやったものを自分の代にばっさりばっさりというのも、やっぱりサラリーマン社会の中では大変でしょうし、そこら辺がなかなか難しいところだろうと思うのですよ。だから、結果として、そういう結果があることについて、市長のかけ声がちょっと届いていないのではないかと思うのですが、市長としては、今回の結果はどう思われますか。 77 ◯市長(宮本明雄君)[ 188頁]  申し上げにくいのですけれども、サラリーマンとは思っておりませんので、そして、予算の編成作業に入るのは、大体10月とか11月ぐらいに基本的な方針について、協議をさせていただきます。これまではどういうやり方で実施してきたかといいますと、シーリング方式というものをとっておりました。必要な経費、需用費が中心になるのですけれども、前年の95%ですよとか、90%ですよとかいうことでシーリング方式というのをとってきておりました。また、そのようなことで続けたいというような意向もありましたけれども、私としてはゼロベースで最初から組み立てをし直しますよということで、今回ゼロベース予算ということで編成をするという方針にいたしました。  こういう事務事業の改善、事業仕分けのその一たんだと私は政策評価もその一つの手法だと思っておりますけれども、いずれにしても、ものというのは不要不急のもの、もう時代の変遷とともに不要になったもの、それから、こういう事業はいかがなものかなというようなものについて、整理統廃合をしていくというが目的ではないかなと思っております。  そういう意味において、他市のやり方というのは、参考にさせていただきたいなと、いずれの手法をとるにしても、目的は同じだと私は思っておりまして、そういう意味ではゼロベースも一つの手法であると自認をしているところでございます。  ちょっと代表質問の中でも申し上げましたけれども、こういう事業仕分け、要するに外部の委員を入れての事業仕分けというのは、その外部の委員の構成にもよります。特に、ここに力を入れたいという人たちが、そこに論議が集中してしまってバランスがとれないということもあるでしょうし、今度の政府が行われました事業仕分けにつきましても、メンバーが公表されているのですけれども、地方というのがなかなか入っていないのです、地方の声が入っていない。緊急にやられたということもあるのでしょうけれども、厚木とか小田原とか、千葉とかその周辺、都市部の周辺、その辺の自治体の職員は、このワーキンググループに入っているのですけれども、例えば、九州からは一人もないとか、北海道、東北からも一人もないとか、そういうことで、そのメンバーの選定というのは、非常に影響してくると私は思っております。今新たに政府のほうでも、事業仕分けの新しいメンバー構成をして再度行うということになっているようでございますから、それに期待をしているというところでございます。  以上です。 78 ◯黒田 茂君[ 189頁]  ちょっと、私の趣旨がなかなか理解しにくいかもしれませんけれども、サラリーマンというのは、私は部長以下のことを言っているので市長に対しては言っておりません。市長のことはサラリーマンと思っていませんので。  そこで、今市長も言われました第三者、そういう委員のメンバーが大事なのですよということなのですよね。私も議員を4年間やってまいりまして、諫早市として、やっぱり外部の知恵を入れるということに対しては、なかなか抵抗があるのかなと、いろいろな、例えば、入札委員会にしても、監査関係についてもそうです。いろいろな面で、外部の知恵を入れるというのは、非常に抵抗があるような感じがするのです。  ただ、諫早市としては、何でも後ろめたいことをしようとされていないわけで、自信を持って、やっぱり情報公開をするなり、今はそういう時代だと思うのです。諫早市も吉次市政から宮本市政に政権交代をされて、新しくスタートしたわけですから、そこにやっぱり外部の目というのを怖がらずにと言ったら語弊がありますけど、堂々と受けとめてオープンな議論をやっていただきたいという市民の目というのが多いのではないかなと、市長も常々市民の目とおっしゃっていますから、そこら辺については、市長はいかがですか。 79 ◯市長(宮本明雄君)[ 189頁]  別に怖がっているわけでも何でもございませんで、私は原則このように思っています。市長以下執行部というのがおりまして、そのチェック機関として議員の皆様が34名いらっしゃいます。この議員の皆様というのは、団体意思の決定ということで34名の皆様方は市民の代表ということで選出をされてきているということでございまして、そのチェック機能というのは、あくまでも議員の皆様の職責ではないかと、基本的には思っております。  そこで外部の意見を聞いたほうがいいとき、悪いときというのは、その議決権とかいうものは、外部の委員の皆様はお持ちではないということもありまして、余りそこが権限を持つような組織になってしまうと、議会の軽視とは言いませんけれども、そういう役割というのが低減していくのではないかという危惧も持っていると。政府というのは、国というのは、この議会制でございまして、議員内閣制をとられているのですね、議員内閣制です。議会で衆議院で多数を占めた人が首相になり政府を構成していくというような形でございます。地方というのは違います。首長は首長で直接住民の中から選挙で選ばれるということで、今度地方自治法の改正が取りざたされておりまして、変わるかもしれませんけれども、今の組織はそうでございまして、そういう意味では、議員の皆様にお願いをして、チェックをしていただくということが基本的な考え方としては正しいのではないかなと思います。  そこで、どういう専門家の意見を求めるかとか、そういうことになりますれば、そういう必要性も出てくるのではないかなと思っております。そういうことで、基本的には、議会と私ども執行部の間で協議をし、そして、チェックをし、お互いに論議をしながら政策というのは立案されていくものだと思っております。 80 ◯黒田 茂君[ 190頁]  当然議会の役割というのは大きいわけで、この事業仕分けというのは、やっぱり利害関係が必ず出てきますので、そのときは大変だろうという心配は持っておりますけど、ただ何事もスタートしてみないとわからないものですから。先ほどの直方方式で研修に行きまして、非常に効果があったということを課長がおっしゃられております。どういうことかといいますと、市民参加による政策に対する理解と情報公開が進んだということですね。それから、やっぱり先ほど言いましたように、内部評価での、いろいろなことについてが限界があると、体質をかえる一つのショック療法にもなるのだというようなこと、ただ、財政的な効果は、実は余り出ていないのですよ。2,200万円とおっしゃいました2年間で、ここが264億円の歳入規模をお持ちなのですけれど、わずか1%ちょっとなのですね。だから、その効果については、ちょっと大きなものは出ていないけれどもということなのですが、ただ、それ以上によかったのは、職員の意識改革であると、能力向上にも役立っていると、そういう大きな別の意味の効果が出たのだということなのですね。  だから、そういうことを踏まえて、やっぱりこれは、市長のトップの判断ですから、市長がやれと言わないと、多分絶対職員からはこういう話は出てこない、面倒なことはすることないですよね。だから、どうしても市長が、もうちょっと事業ベースもそうでしょうけど、事業ベースが結果として実績もなければですよ、次の年度ぐらい、来年、再来年ぐらい、ここももう2年間しかやられていないのですね。もう去年、ことしと、平成21年度と平成22年度はやる予定はないと、2年間だけやられたそうなのです。それでよかったと、だから、来年やって、再来年、2年ぐらいやったら、今度の市長は、これは名市長になるばいとか、ひょっとするとひょっとするかもしれません。それはどうかわかりませんけど、そういう市民が望んでいる、国の世論調査でも、かなり高い支持率を集めているわけですから、そこのところを、ぜひ、市長、再度、やる気持ちがないかどうか、答弁をお願いします。 81 ◯市長(宮本明雄君)[ 190頁]  冒頭に申し上げましたけれども、私は基本的には合併後5年をいたしまして、まだ集中改革プランの実施の途中でもございますし、一定目標に掲げたものについては、一定の成果は、先ほど人件費のお話が出ましたけれども、一定の行財政改革はできているのではないかと思っております。  それから、先ほど執行部といいますか、私どもと議会との関係については、基本的なお話しをさせていただいたところでございます。確かに、職員の意識改革とか、そういう意味においては、一定の効果があるのだろうなと思います。ただ、政策評価にしても、政策評価と数年前に随分話題になりました。取り組んだところも非常に多いです。事務改善というのも、これは十数年、20年ぐらい前の話ですけれども、これも取り組んだところが多いのです。そういう意味で、枠配分とか、行財政改革は、私どもが今やっている最中でございますけれども、その評価というのが非常に分かれてしまうということもございます。この直方市の事例を見ましても、19の事業をどういう理由で選択したのかというのも一つの大きな問題だと思うのですね。多分2,000とか、3,000とか事業はあると思うのです、諫早市の場合。2,000とか3,000とかある事業の中で、19事業というのはどういうとらえ方をするかで事業の数がかわってくるのです。道路もある一定の額以上のもの、それから、1年でできないもの等を入れると、多分、そういう件数になってくるのだろうと思います。その中から19というのを選択をし、そして、一般の公募の市民を入れられて行ってられると、そして、効果が、先ほど1%と言われましたけれども、多分0.1だと思うのですが、0.1%程度になっているということを考えますと、諫早市は合併があって、まだまだ一定の成果があらわれていない部分もありますので、そちらのほうに重点を置くべきではないかと。決して、政策評価とか、事業仕分けを否定するわけではございませんけれども、まだまだその前にやるべき仕事がたくさんあるのかなという認識を持っているということでございます。 82 ◯黒田 茂君[ 191頁]  あとは議会のほうに行財政改革検証等特別委員会もできておりますので、そちらにお任せして、次の質問に移りたいと思います。2番目の子育て支援充実についてでございます。支援室等の設置で効率化と充実を図っていただきたいということだったのですが、これも先般松岡議員に対する答弁の中で、同じような答弁をしていただいて、趣旨は同じだと思いますので、市長としても、これについては最重要課題であると、子育て支援はですね。もう1つは、少人数の部署はつくりたくないのですよというような答弁をされたと思います。それはそれで市長の考えでしょうから、これ以上のことはないのでしょうけど、ただ庁内の検討委員会、庁内委員会ですか、こういうものを一応やっておられるので、それについて、その権限とか、今までの話し合いの実績とか、そういうものがあれば、ちょっとお尋ねしたいと思います。 83 ◯副市長(藤山正昭君)[ 191頁]  庁内の推進委員会ということで、各部長が委員で、その委員長ということで私がしておりますので、私のほうから概略だけ答弁させていただきたいと思います。  これにつきましては、皆さん御存じのように、次世代育成支援対策推進法の中で計画を策定するということで前期の計画、これが平成17年から平成21年まで計画しまして、今回後期の計画ということで、平成22年から平成26年までの5年間ということで、5年を1期として策定をするものでございます。特に、この子育て支援といいますときに、市の行政の中で、いろいろな各部にまたがる支援がございます。子育てについては、児童福祉はもちろんのこと、教育委員会、そして、交通の問題とか、住居、住宅の環境の問題とか、いろいろな絡みが出てこようかと思います。個別の政策につきましては、児童福祉の関係とか、教育委員会が非常に多い項目でございますけれども、そういうものを委員会の中である程度の論議をしまして、細かい点についてはワーキンググループにお願いをし、そこでさらに小さな点について検討をしたという経過でございます。間もなく策定ができると思いますけれども、これにつきましては、今後もその進捗状況の把握、そして、点検、評価をそれぞれ委員会とか、ワーキンググループで行いまして、計画の進捗状況については、毎年健康福祉審議会のほうに報告をして、そして、御意見をいただきながら、今後の計画をさらに推進していくということで行っているところでございます。 84 ◯黒田 茂君[ 191頁]  ありがとうございました。  これは、今後とも子育てや、そういう諮問以外にも、いろいろな事例について検討をされていくことになるのですか。いろいろなテーマが子育てに関して出てくると思うのですが、今後ともこれは継続してやっていかれるということですね。ちょっと答弁の趣旨が理解できないもので。 85 ◯健康福祉部長(本田善志郎君)[ 191頁]  お答えいたします。この子育て応援プランにかかる庁内推進委員会につきましては、継続して設置をしていくことといたしておりますし、先ほど副市長から御答弁申し上げましたように、この計画書全体にかかわる進捗状況、点検、評価、こういうものを毎年行いまして、健康福祉審議会の次世代育成支援対策部会に、それを毎年報告をし、御意見をいただきながら計画書全体の事業の推進を図っていくということにいたしているところでございます。 86 ◯黒田 茂君[ 191頁]  わかりました。  それともう1点確認なのですけど、これは仮称、子育てマップとしておりますけれども、実は、これが車いすの方のための諫早まち歩きマップというのが、ここにすばらしいものができているのですね。(マップを示す)こういうものなのですけれども、見開きのものなのですが、これは、トイレとか、いろいろなお店の内容まで入れてつくってあります。このマップは、バリアフリーを考える市民の会というところが、平成16年度諫早市まちづくり事業推進費による補助をいただき作成しましたとあるのですね。こういうすばらしいものがあるのですが、これを見ながら私もちょっと思ったのは、こういうものと、コラボでも、あるいは別でも何でもいいのですが、将来、諫早も国民体育大会とか、交流人口拡大とか、いろいろ図っていく上では、この子育て世代の方へのサービス事業、これは諫早市がしなくてもいろいろな子育て世代の方に委託をしてもいいと思うのですよね、こんな感じで。授乳室とか、福祉トイレとか、そういうものを、諫早市内の公共施設でどこにあるかとか、民間の店舗でどこにあるかとか、そういうものを検討したらいいのではないかなと、諫早市が子育てに理解あるまちなのですよというのを積極的にアピールしてほしいという意味でちょっと提案したかったのですが、これについて答弁をお願いします。 87 ◯健康福祉部長(本田善志郎君)[ 192頁]  子育て支援のマップについてということでございますが、先ほどからお答え申し上げていますけれども、現在子育て応援プランを策定中でございますが、その応援プランにおきましても、基本目標におきまして、安心して子育てできるまちづくりという基本目標を定めていまして、その中で、数多くの人が利用する施設については、授乳やおむつがえができる場所の設置、ベビーカーの通りやすい通路の確保などを行動目標として掲げております。子育て中の家庭にとって外出しやすいまちづくりを進めるということにいたしているところでございます。  また、諫早市におきましては、子育て情報を盛り込んだ子育て支援ガイドを作成をしております。これは、平成19年度に作成して、子育て中の家庭の方に配付をしていまして、現在は転入者の方とか、それから、母子手帳の交付時に配付していまして、初年度6,000部ぐらいで、毎年1,500部ぐらい配付をさせていただいております。  それと、ここの中にこういうマップもつくっておりまして、(マップを示す)そういう子育て情報については、常に情報提供するようにしておりますので、こういうマップにつきましても、今御提案の部分につきましても、工夫をすることによって、より利用しやすいマップに、情報になるのではないかなということもございますので、その辺は、今後検討していきたいと思います。  それと、もう1点、これは長崎県が推奨しています、ながさき子育て応援の店というのが、これは県のホームページに載っているのですけれども、ここの中に、これはとくとくサービスとか、すまいるサービスとか、二つございます。これは、店舗とか事業所を紹介しているのですが、子育てについて御理解のある事業所とか、店舗等を紹介しておりまして、ここの中ですまいるサービスというのが、いわゆる授乳コーナーの設置とか、ベビーカーの設置とか、ミルクのお湯の提供などをいたしますよというような店舗とか事業所をこのホームページの中で紹介しているのですけれども、本市におきましても、現在登録をされている事業所が97ございます。  ですから、そういうふうに、やはり、私どもとしても、こういう外出の際に、授乳室や多目的トイレ、あるいはベビーカーの利用者にとって配慮されてた施設が近くにあるとか、また、利用しようとする施設に、このような設備が整っているとかといった情報は、おっしゃいますように子育て中の家庭にとっても有意義なことでございますので、今後とも市民への周知方法について検討をしていきたいと考えているところでございます。  以上でございます。 88 ◯黒田 茂君[ 192頁]  ぜひ、その県の子育て支援事業、こういうものとセットして、97事業所あるということであれば、ぜひそういうものも協力していただいて、すばらしいものをつくっていただければと思います。 89 ◯議長(並川和則君)[ 192頁]  一般質問を保留し、午後1時まで休憩いたします。                 午後0時3分 休憩                 午後1時   再開 90 ◯議長(並川和則君)[ 192頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。 91 ◯黒田 茂君[ 192頁]  それでは、午前中に引き続きまして質問を続けたいと思います。  今回は、一問一答ということで、2番目の質問順だと、ちょうどお昼にかかるものですから心配してたのですが、議長がいいところで区切ってくれましたので、よかったと思います。  4番の森山スポーツ交流館の駐車場充実のほうからちょっと先に質問をしたいと思います。  御承知のとおり、あそこはたくさんの方が御利用をいただきまして、本当に立派な施設になっておるのですけれども、あそこの駐車場の問題で、私も地元におるものですから、よく言われまして、というのは、レストランゆたっとのほうから入ってきましたら森山スポーツ交流館の駐車場があります。2年前に、市長が副市長時代、総務部長が財務部長時代に、一度桜の植樹の後にぜひ見てくれということで、中まで入れてくれと要望しまして入れていただきました。非常に利用者の方から喜んでいただいて、ただ、その後あそこがやっぱり本当の駐車場でつくっていないものですから、一部がたがきまして、あちこち補修をしていただいたのが現実なのです。  その後もやっぱりあそこのちょっと隣に、大きい木が四、五本ありまして、利用者から言われるのは、ここを何とか駐車場にお願いできないのかと、こういう要望が強いのですね。それで、私も木を切ってくれというのは、絶対林田議員から怒られますし、木を切るなと、こういう方もいらっしゃいますので、木はやっぱり切ってもらっては困るのですけれども、どこか端っこのほうに移植をしてもらったりして、あそこを何とか駐車場にしていただければという要望が非常に強いのですね。今回、あえてそこのお願いをしたいと思います。  それと、もう一つ、武道館のほうがあるのですけど、そこの横のあたりも、ちょっとこの前からスペースを見ていたら、あそこあたりももうちょっと上手にしてもれえれば活用できるのではないかなと思っておりますので、その辺について、答弁をお願いします。 92 ◯都市整備部長(林田敏郎君)[ 193頁]  森山スポーツ交流館の駐車場の充実についての御質問にお答えいたします。  森山スポーツ交流館は、議員もおっしゃられましたように、各スポーツ大会が年間を通じて数多く開催されております。森山スポーツ交流館の駐車場につきましては、合併前は南側の30台と武道館東側の50台を利用されておりましたが、議員もおっしゃられましたように、平成20年度に森山スポーツ交流館の東側の交流広場に約50台を利用できるように確保したところでございます。これにつきましても、駐車場整備がなかったことから、がたつき等がありましたので、一部コンクリートによる補強工事を行い、森山スポーツ交流館全体としては、約130台分の駐車場を確保したところでございます。大きなスポーツ大会などの開催の折には、健康福祉センター森山分館の横の公園駐車場などを御利用いただければと考えております。  御質問の緑地を駐車場に整備できないかという御質問でございますけれども、緑地につきましては、国庫補助事業で整備したばかりでございますので、森山スポーツ交流館周辺、先ほど言われました武道館の横、武道館から言えば西側で森山スポーツ交流館から言えば東側の、あの辺の浄化槽の上とかが整備できないか、関係部局と協議してみたいと考えております。  以上でございます。 93 ◯黒田 茂君[ 193頁]  ここもちょっと補助の壁があるようでございます。農村レストランもそうだったのですけれど、なかなか国の補助事業は簡単にはいかないということでしょうが、将来的にはぜひ検討していただきたいと、やっぱり御年配の人に限らず、雨が降ったりしますと、ちょっとでも近いところに置きたいというのが人間の本能なのでしょうね、しょっちゅう言われるものですから、ぜひ将来的に御検討をお願いしたいと思います。  それから、次に3番目の、諫早湾干拓問題についてのほうに移りたいと思います。  これもこの前からいろいろ話がありまして、市長のほうから市民の安心、安全を守るのは自分の役目でもあると強い答弁をいただいております。しかしながら、非常にやっぱり我々地元としましては、この赤松農林水産大臣の発言というものに対しては、驚きと一抹の不安というのが隠せないというのが、正直なところでございます。アセスも、もし万一、今度つくられた検討委員会でアセスもせず開門でもやろうものなら、これは、やっぱりこの民主政治というものを、環境が絡むものはすべて今までアセスをしていろいろな事業をやってきているわけですから、そこら辺についても、おかしな問題だと私は思っているのです。いずれにしても、今回つくられた国会議員の4県、特に、長崎県選出の民主党国会議員のお二人については、長崎県を背負って発言なり、いろいろな形の答弁をしていただきたいと、検討をしていただきたいと期待をするところであります。  それは後で、またいろいろな形で触れてまいりますけれども、まず第1点ですが、(1)有明海内河川の水質について、他県の主要河川の直近COD値の数値がわかれば、それを教えていただきたい。それと、調整池の数値、ここら辺をちょっと農林水産部長のほうにまず答弁をお願いしたいと思います。 94 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 194頁]  CODの値でございますけれども、やっぱりCODというのは、水質汚濁の指標の一つということでございまして、有明海に流れて込んでいる各県の水質がどうなのかということでございます。これについては、河川水質公共用水質測定結果というのが出ておりまして、その中でいきますと、平成9年度から平成17年度の平均値が出てきております。それによりますと、調整池がリットル当たり7.2ミリグラム、それと、佐賀県の鹿島川が11.5ミリグラム、それで、福岡県の沖の端川というところが27.5ミリグラムと、大牟田川が9.6ミリグラム、それと、調整池と大体同レベルがあればいいというところが佐賀県の塩田川が6.9ミリグラム、それと福岡県の筑後川が5.7ミリグラムということになります。調整池よりもっと低いところといいますと、熊本県の白川、これが2.7ミリグラム、それと、緑川が3.5ミリグラムというような結果が出ているようでございます。  以上でございます。 95 ◯黒田 茂君[ 194頁]  沖の端川が27.5ミリグラム、それから鹿島川11.5ミリグラム、それから大牟田川が9.6ミリグラムというふうな数字でございましたですね。この数字を今聞いていただきましたとおり、非常に調整池の水質、本明川から流れるこの水質と比べて、いつも言われるのですが、私から言うと、今発表になった川は、非常に汚れているわけですね。調整池の数値以上にはるかに汚れた水が有明海に注いでいるというのははっきりしていただいたと思います。  そのほかに、窒素、燐あたりの値を見ても、この佐賀県、福岡県の、特に、佐賀県あたりの佐賀クリープとか、塩田川、鹿島川あたりの窒素、燐の値は、いずれも、この調整池の数字よりはるかに高い数値になっているのですね。そういう汚れた水が有明海に注いでいるというのを、まず皆さん御理解いただきたいと思います。  そして、その次に、(2)で有明海内の潮流についてちょっとお尋ねしたいのですが、私がいろいろ聞きましたところ、有明海内の潮流というのは、平均して左回り、反時計回りに回っているのだというのは常々昔から聞いております。現実に、そういう潮流データとかがはっきりあるのかどうか、そこら辺をちょっと答弁お願いします。 96 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 194頁]  潮流の関係でございますけれども、これは九州農政局が平成15年11月に調査をされました報告書によりますと、これは平成12年1月に調査をされておりますけれども、大潮の下げ潮のときにはほぼ平均的に流れていっていると、下げ潮に同じく平均潮流という言葉がございますけれども、それによりますと、大体反時計回りに潮流が流れていると報告書に書かれております。  また、ほかの部分からちょっと見てみますと、有明海の流動は、大きな潮の差によって引き起こされる卓越した潮流が特徴的であるというようなことを言われています。有明海には、河川流水というのが変動が大きくて平均的潮流というのは、若干不明であるけれども、これは有明海を湾奥部、それから湾中央部、それから、湾南部というようなところで記載をされておりますが、湾奥部では、東部の三池沖に北向きの流れが存在をすると、それと、湾奥に従って北西に向きがかわると、全体的としては、反時計回りのほうに流れてきているというのが記載がされています。  それから、中央部では、島原、長崎間であっては0.4ノットで流入が見られて、それから島原半島のほうでは0.2から0.6ノットで流れていっているということですね。そういうことをかんがみて、湾全体では反時計回りのほうの平均測量が推測されるというような記載もあっております。 97 ◯黒田 茂君[ 194頁]
     平均的にはそうなっているということですね。  それで、この1番で述べられたCODの値が高い河川の川が反時計回りに回って、この諫早湾海沖、あるいは佐賀県海沖までずっと回っているのだろうと思います。  そこで次の質問なのですが、(3)でアオコについてなのですね、これもいろいろ言われております。本当にその毒性というのがどうなのか、全体に影響を与えるのか、農作物にどうなのか、そういうところのデータというのは持っておられますか。 98 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 195頁]  アオコについてでございますけれども、正式な、数値的なものはまだ把握をしておりませんけれども、これは調整池で出ているアオコについても、全国的に閉鎖性のところでは発生をしているということでございまして、国の調査の中では健康的には問題が生じる量ではないというようなことはお聞きをしているところでございます。  また、県のほうで今アオコの死滅装置というのを実験をしながら3カ年ほどアオコに対しての対策をするというようなこともお聞きをしているところでございます。 99 ◯黒田 茂君[ 195頁]  そのデータは持っていないということは、国のほうは公表していないということですかね。 100 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 195頁]  まだ公表までいかれていないということでございまして、ただアオコで言われている分が、データといいますか、一つのWHOの世界保健機関の飲料水の暫定ガイドラインという中での数値というものが出ておりまして、これは、体重60キログラムの成人の人が1日に2リットルを一生涯飲んでも影響がないという濃度というのが規定をされておりまして、これが1マイクログラムパーリットルで、それ以下というような基準は出ております。 101 ◯黒田 茂君[ 195頁]  今回、調整池のアオコがどうなのかという、これは日本全国湖とか河川とか、その河口口には、日本全国あるわけですから、その調整池のアオコがよく一部の団体の方がおっしゃいますけど、問題だ、問題だと言われますけど、逆にやっぱりそういうのは、諫早市のほうで独自に調査してもいいのではないですか、どうですか、こういう調査というのはできないのですかね。 102 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 195頁]  このアオコに含まれている成分というものを、調査をするというのは、なかなか難しい、お聞きをしますといろいろな方法がございまして、それを市の、今の現体制では調査できるというところまで至っておりません。 103 ◯黒田 茂君[ 195頁]  それでは、その次にちょっと移りますけど、漁獲高の推移について、いわゆる漁業不振と言われるものがずっと皆さんいろいろな団体からも言われまして、果たしてそれが本当なのかどうかということなのですよね。有明海、この諫早湾干拓工事によって甚大な被害が出ているというこういう言葉、風評が本当にそうなのかというのを、漁獲のデータの推移を見てちょっと調べたいと思ったものですから、部長のほうにそういうデータがあれば説明をお願いしたいと思います。 104 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 195頁]  これは、漁獲ですけれども、それぞれノリとか、それから貝類、それから魚類ですね、これの漁獲の推移を見てみますと、ノリにつきましては、酸処理の技術が確立をされたというところから右肩上がりで上ってきているということ、それと、あと対照的に、貝類につきましては、酸処理が開始されたところから右肩下がりに、ある程度下がってきていると、それと、魚類でございますけれども、大体平均をしてきているということで、有明海全体の漁獲をトータル的に見ますと、締め切り前と締め切り後、よかったり悪かったりよかったり悪かったりとしてきていますけれども、現状では、大体締め切り前の頃まで回復しているというようなデータが出ているところでございます。 105 ◯黒田 茂君[ 195頁]  私もいろいろなデータを調べてみましたら、堤防を締め切る前後では、ほとんど影響が出ていない。年によっては、確かに一部そういう年もあったようですけれども、佐賀県あるいは福岡県、熊本県の漁獲量のデータを見ても、堤防締め切り前後で、そう大きな、あるいは逆に、それは過去ピークはあるのですよね、それまではいかないけれども、大きな変化はないというところだろうと思います。  一番言われているのが、貝類なのですよね、タイラギなりアサリ、ここらについてどうなのかということをちょっと私ももう一度調べて議長のお許しを得て資料をつくってまいりました。  ちょっとこれを見ていただきたいのですが、これは、平成17年7月、九州農政局が公表をしておりますデータをコピーをしたものです。(図を示す)要するに、上がタイラギなのですね、下がアサリです。干拓の堤防を締め切ったところがここ、平成9年、1997年、干拓工事に本格着工したのがここのオレンジのところ、1992年ごろですね、こちらから流れていきます、ピークは、ここのタイラギの漁業、ここは1980年ぐらいがピークで、それからずっと、ぐっとその翌年に下がっているのですね、2年かけて、ほとんどとれない状態からずっととれない状態が現在まで続いていると、一部ちょっとここに出ていますけれども、ここら辺がぐっと下がった時期を調べてみますと、ここが熊本新港の埋め立て地、今フェリーの船着場のところですね、そこなのです。緑のところが筑後大堰、熊本新港も3キロメートルの堤防があります。筑後大堰も500メートルの締め切り、ダムみたいなものがある。それから、ここ赤は、三池炭鉱の工事がいろいろされていると、ここら辺から一気に漁獲量が下がって、あとはこういう状態なのです。それから、熊本県の酸処理がスタートしたのがこの1984年前後なのですね。佐賀県の酸処理がスタートしたのが、この1993年前後です。ごらんのとおり、いろいろな要因に基づいて、有明海の、特に貝類の変化も起こっているのですが、ここの干拓堤防の工事によって引き起こした漁獲量の不振というのは、これを見る限り、ゼロとは言いませんけれども、こういうたくさんの要因が複雑に絡まって漁業不振というのは出てきているというのは御理解いただけるのではないかなと思います。  そういうことで、すべて干拓のせいにされるというのも、私ども地元としては非常に困るわけでございまして、今市長も言われましたように、これは干拓の効果というのは、防災、それから新営農地の完成、すばらしい効果が出ております。そこにまた新たな開門という動きで650億円、佐賀地方裁判所が試算したのが650億円も、無駄な金をかけて開門して、新たな不安と生命の危機をさらすようなことは、絶対やってほしくないとそういうふうに思うわけでございます。  ぜひ、市長、今後もそういう意図を受けていただきまして、ほかの市長と連携して頑張っていただきたいというふうに思っておりますので、市長は何回も言っていますが、一言どうでしょうか。 106 ◯市長(宮本明雄君)[ 196頁]  私は、この諫早湾の干拓の問題に関しましては、従来から私の思いを常々この本会議場でもいろいろな場を通じて主張をさせていただいております。  まず第1に、今議員がおっしゃいますように、市民の安全、安心を脅かすべきではないと、せっかく莫大な経費を投入をし、2,500億円を超えるような、しかも長期の時間をかけてつくり出した調整池、それから、農地、それから何よりも一番大事なのが防災機能ということでございまして、営農も始まりまして、一定の成果を上げているということでございます。  環境問題については、それはもう大事な問題でございますから、漁業の問題にしても、ようやく、今シーズン、タイラギについては佐賀県を中心に漁獲量が回復してきたといいますか、豊作というのでしょうか、余計とれたということもありますし、アサリにしても、カキにしても、一定のこの振興策が功を奏して、一定の漁獲が上がるようになってきたというようなことで、しかも、諫早湾でもタイラギの試験操業をやるとか、やらないとかいう話まで出てきたというようなことでございまして、その回復基調というのは、顕著にあらわれてきているのではないかと思います。  それから、平成9年4月に堤防を締め切りまして、それ以降の災害の状況というのは、もう人間というのは忘れやすいものだなと思いますけれども、非常にその前の状況と、その後の状況を比べると、これはもう市民の皆様、低平地に住んでおられる皆さんは、その効果につきましてはもう実感として感じてられると思うのです。そういう意味で、私は一言で言うと、市民の安全と安心、それは生活の意味も込めまして安全と安心を脅かすような開門には絶対反対をしますということを常々申してきているということでございまして、それは、私は確信をしていると思っております。  地球環境の問題とか、いろいろな問題は、それぞれにあると思います。児島湾と諫早湾では置かれている状況も違うと思いますので、ぜひ、市民の皆様の御理解を得て、安全と安心が脅かされないような手段を講じていただきたいなと思っているところでございます。  以上でございます。 107 ◯黒田 茂君[ 196頁]  終わります、ありがとうございました。 108 ◯議長(並川和則君)[ 197頁]  一般質問を保留し、しばらく休憩いたします。                 午後1時25分 休憩                 午後1時30分 再開 109 ◯議長(並川和則君)[ 197頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  次に、藤田敏夫議員。 110 ◯藤田敏夫君[ 197頁]  結の会の藤田でございます。  初めての一問一答方式での質問でございますので、多少戸惑うところがあるかもしれません。あるいはまた話が前後するかもしれません。その辺のところは御理解、御容赦をいただいて御協力をいただきたいと思います。  いつものことですけれども、議員の質問に対する当局の答弁は、議員を通じて市民に答えることでもありますので、議長御指摘のように、答弁は簡潔にわかりやすくお願いします。  今回は、この実施時期、あるいは完成予定とか、それから供用開始や目標など具体的に示されて非常にわかりやすくなっています市長の平成22年度施政方針を多数引用しながら発言通告に従って質問を進めてまいりますのでよろしくお願いします。  まず、大きな1点目、地方分権、地域主権と道州制についてであります。  市長は、施政方針の中で、また義務づけや枠づけの見直し、基礎自治体への権限移譲、直轄事業負担金の廃止、補助金の一括交付金化などを検討する地域主権戦略会議のもと、地域主権改革が大きな政策テーマとなっておりますとしています。新聞報道によれば、これまでの地方分権は、国が権限や財源を自治体に分け与えるイメージだったが、それでは改革に限界がある。多様な地域の実態を踏まえ、地域から取り組みが沸き上がってくるような改革を目指したい。だから、地方分権ではなく、地域主権だという言葉を使っているとして政府の地域主権担当首席補佐官の言葉が載っておりました。  1999年に、前政権のもと、地方分権一括法が施行されてから10年がたち、政権も交代し、地域主権と呼ばれるようになった今日、地方分権はすっかり色あせてしまったかのように見えます。また、その延長線上にある道州制論議も、最近は余り聞かなくなりました。  私は、県央を西九州の拠点にという視点から、新諫早市の合併は何のための合併だったのか、けさの新聞には、「市の数、町を逆転」、要するに市の数が町を逆転したということで、平成の大合併11年で節目とした報道がしてありました。市、県、国のあるべき姿をいま一度整理、検証する必要があると考えます。  そこでお尋ねをいたします。1つ、地方分権、地域主権とは何か。2つ、地方分権、地域主権と道州制の違いは何か。3つ、長崎県、諫早市の役割分担と地域主権の推進状況はどうなっているか。  以上、第1問目の質問をいたします。 111 ◯市長(宮本明雄君)[ 197頁]  藤田議員のただいまの地域主権の件につきまして、私のほうからお答えをいたします。  みずからの地域のことはみずからの意思で決定をし、その財源と権限と責任もみずからが持つと、以前から言われておりましたけれども、自己決定、自己責任というものでございます。その発想は、地方分権とそれほど大きく変わることはないと思うのですけれども、地方分権をさらにもう一歩進めていくのが地域主権だというふうに言われております。  この地方分権の関係の中で、分権法も2000年から施行し、そして、さまざまな税源移譲とか、そういう改革が行われてきました。ただ、それもまだまだ合併推進もその一つでございましたけれども、そのためには一定の基礎的自治体である市町村が力を持つ必要があると、一定の規模も必要であるということもありまして、合併も推進されてきたというのが、ここ10年の姿ではないかなと思います。  合併につきましても、一応、一段落をし、先ほど言われましたように、町の数よりも市の数のほうが多くなったというようなことでございまして、一定の力を市が持ってきたのかなということは言えるのですが、まだまだだと、その基礎的な自治体としての規模というのが、まだ適正な数字というのは出ていないのですけれども、諫早市の規模でいいのか、もう少し大きな規模が必要なのかということも含めまして、これは道州制とつながっていきます。九州は九州府構想と、道州制をもう一つ進めたような形で、九州府構想というのを市長会で提案をさせていただいて、検討をしているというようなことでございます。  2月に原口総務大臣と長崎県の市、町、一部欠席もございましたけれども、ほとんどの市、町が出席をし、懇談会といいますか、そういう場がございました。原口総務大臣からはまずは基礎的自治体中心主義というものでいきたいと、結果としての道州制はあるというような、これは私どもの質問に最近道州制の話、市町村合併の話が余り聞かれませんけれども、今後の進め方はという私どもの御質問に答えて、そういうふうに申されたということでございます。  具体的には、先ほど言われましたように、地域主権戦略会議とか、夏ごろには、地域主権戦略大綱が示されるということもありまして、そういう意味では大きく進んでいくのではないかと思っております。  それから、もう一つ、片一方では法制化の問題がございまして、国と地方の法案、協議機関の法案なのですね、協議機関というのは、今までもあるようでないようで、法律としてはなかったわけです。常設の機関としての法律としてはなかったわけですけれども、今度、つい最近、閣議決定をされまして、3月5日に閣議決定をし、今通常国会での成立を目指すということでございます。  地方六団体というのがございます。全国の知事会とか、市長会とか町村長会、それに全国都道府県議長会、それから全国の市議会議長会、町村議長会というのが、六団体といいますけれども、六団体との協議機関を常設で法案に裏打ちしたような形でつくりますよというのが、この閣議決定の内容でございまして、まだ法案の内容は示されておりませんけれども、そういう常設機関を何しろつくりますと、そして、首相が長になりますというようなことで、地方の声を吸い上げようというのがこのねらいでございます。  今のところ予定されていますのは、官房長官とか、地域主権推進の担当相とか、総務大臣とか、財務大臣とか、そのほか首相が指名する方ということになっているみたいです。各地方団体から六団体の長が出るということになるだろうと思っておりますけれども、そういう中で、地域主権が進められることを、私どもとしては期待をしているという状況でございます。  私のほうからは以上でございます。 112 ◯藤田敏夫君[ 198頁]  それでは、少し深めていきたいと思います。再質問いたします。  先ほど、基礎自治体という、答弁の中でよく基礎自治体という言葉が最近出てきます。この基礎自治体は、何で市町村とかいう表現ができないのか、どうして、基礎自治体という表現を使っているのか、その辺についてどう思われますか。 113 ◯市長(宮本明雄君)[ 198頁]  基礎的自治体とか、基礎自治体とか呼ばれていますけれども、その定義が明確にあるわけではないと思います。ただ、一定の人口規模、一定の面積、一定の財政力というものがありませんと、自己決定、自己責任といっても、なかなか難しいのではないかというのが実態でございます。従来から小さいといいますか、人口規模とか財政規模とか地域が小さいほうが交付税措置というのが多く得られた、手厚くされていたと、これは交付税の従来からの考え方がそうであったということですけれども、三位一体の改革以来、合併を進める上において、その辺に見直しが行われまして、大きな自治体、小さな自治体とありますが、要するに一定規模の自治体を整備していきたいというのが国の考え方で、地方分権というものは、その次に来るのではないかというようなことで税源移譲とかが行われてきたということでございます。  ですから、交付税の財源というのは、狭められてきておりまして、その分だけ地方に財源を、地方の自主的な徴収の方法として地方にある財源をふやしますよということだったのですけれども、事実上は交付税が4兆円ほど減りまして、税収で残ったのが、全国的に言えば3兆円と、1兆円ほど地方が赤字になったではないかというのが、今の議論で、今回政権がかわりまして1兆円ちょっと交付税の財源をふやしてきたというのも、その辺に理由があったのかなというようなことで思っております。  そういう意味において、基礎自治体とはということでございますけれども、定義が明らかであるわけではございませんけれども、自己決定、自己責任が果たせる規模の財政と人口と面積を持っているということではないかなと私は思っております。 114 ◯藤田敏夫君[ 198頁]  よくわかりました。それなりのスケール、あるいはそれなりの規模の自治体のことを言うのだと、そういう意味で言うと、今回の諫早の平成17年の合併については、それなりの意味のある基礎自治体としての評価、あるいは資格といいましょうか、それなりのレベルに達しているのではないかと理解してよろしいと思います。  次に、新聞報道によれば、原口総務相は、地域が道州制を選択するのなら、法整備など国としても後押しすると語り、地域によっては、都道府県、道州の両制度が混在するのを容認するとも受け取れる発言をしておられます。この場合の基礎自治体の役割というのは、どのようになりますか。 115 ◯市長(宮本明雄君)[ 199頁]  具体的なイメージが私もわかないでいるのでございますけれども、先ほど言いましたように、基礎自治体ということになると、先ほど3つほど申し上げましたけど、そのほかにも職員の事務処理の能力とか、住民の団結といいますか、一定の生活圏というような問題とか、いろいろな意味があると思います。  私、よく思いますのが、今農協さんにもお願いをしているのですが、多良見地域は農協が別の農協、県央農協ではございませんので、いろいろな制度が違う部分もありまして、そこを一緒にできないだろうかという申し入れを農協の組合長を通じて、西彼の農協の組合長に申し入れをしておりますけれども、そう簡単にはなかなかいかないわけでございます。そういう意味で、やはり生活圏、農業もそうですけれども、生活圏とか、そういう事務の効率化というのは、どの規模が一番適切なのだとか、それから、それぞれの自治体にはそれぞれの歴史がございます。歴史、文化も違うというものもございますし、たまたま今の諫早市は、一部大草、伊木力を除きますとほとんどが旧諫早藩の生活圏の中にあったということもありまして、風習は非常に似ておりますけれども、でも、それぞれの地域で、それぞれの風習、風土、考え方があるということも現実でございまして、そういう意味では、一定の合併を行いながらやって、その基礎的自治体としての役割が果たせるような市町村づくりが、今後も推進されていくのではないかなと思います。  この前の2月に、長崎で原口総務大臣とお話をしたときに、合併特例法が切れますけど、それはどうなるのですかという質問をしました。私のほうからもさせていただきましたし、今まで合併の優遇措置というのがありました。私は3点ほど申し上げまして、その合併の関係と定住自立圏というのがあるのですけれども、これは、定住自立圏構想といって、一定の生活圏を市町村合併の前に、そういう構想をということで、そこには総務省が支援をするという制度があるのですけれども、それとか、光ファイバーのネットワーク、これは離島には非常に手厚くされていますけれども、私どものほうも、今度多良見のほうでお願いをしていますように、なかなか光ネットケーブルがいっていないという部分もあります。そういうところの支援は、要するに、コマーシャルベース、商業ベースで、なかなか光ネットができないところに支援をお願いしたいということを申し上げました。その3点を申し上げまして、その辺については、合併特例法も決められた優遇措置については、今後も継続しますというようなこともありましたし、そういう意味では、少し安心感があると。定住自立圏とか申しますと、ちょっと長くなりますものですから省略しますけれども、そういうことについても御理解を賜りまして、そしてまた、要望をし、そのときに返事ができないものは後で返事するということだったですけれども、返事もいただきました。そういう意味では、原口総務大臣といいますか、今の政府の考え方は、急激に合併を進めるのではないけれども、そういう道州制に向けての行動といいますか、それは、今の状態では、なかなか口だけになってしまうから、その基礎的自治体の要件を高めていった上で、そういうことをやろうと考えられているのかなと私は思ったということでございます。 116 ◯藤田敏夫君[ 199頁]  一たん、この1問目については終わりまして、次、2問目にいって、後でまた1問目の残りをさせていただきたいと思います。  次に、2番目の国営諫早湾干拓事業についてであります。  私たち諫早湾の干拓排水門開門反対議員の会は、小長井町漁業者の皆さんとの意見交換会を、去る2月2日火曜日の午後6時半から小長井文化ホールにおいて開催をいたしました。  出席者は、小長井漁業者側から「よみがえれ!有明海」、小長井・大浦漁業再生請求事件原告代表の松永秀則さんほか4名、一方、我々議員の会からは、宮崎会長以下9名の参加でございました。  市長は、施政方針の中で、諫早湾干拓事業の開門調査の件に関しましては、新聞報道等によりますと、衆議院予算委員会での農林水産大臣の国営諫早湾干拓事業の潮受堤防排水門の開門調査をめぐる政府の対応方針について、前政権の方針をどう見直すのか、省内に委員会をつくり一、二カ月で答えを出したいとした発言もあり、新たな展開も想定されるところでございます。  今後は、県や諫早湾防災干拓事業推進連絡本部、小長井漁協などの関係機関と連携し、協調しながら対応してまいる所存でございます。  私は、これまでも繰り返し申し上げておりますとおり、市民の安全と安心が脅かされるような開門には絶対反対でありますので、あらゆる機会をとらえまして、国等関係先へ、本市の実情を説明してまいりますとしておられます。全く私も同感でございます。  防災問題や農業用水の確保の議論も十分しないまま、ただ開門ありきは、まさに言語道断、ここはひとつ冷静に、どうして干拓が必要なのか、どうして潮受堤防が必要なのか、どうして調整池が必要なのか、そして、またどうして開門したら漁業の振興につながるのかをいま一度考える必要があります。  そこでお尋ねをいたします。1つ、有明海、諫早湾の干拓の歴史は。2つ、山崎教清、これは通称「きょうせいさん」と言っていますけれども、その干拓と青木弥総衛門、半造川底井樋廻水の偉業とは。3つ、平成21年9月定例会で質問した湛水防除施設運転・管理業務についてのその後の取り組み状況についてお尋ねをいたします。 117 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 200頁]  それでは、干拓の歴史についてでございますけれども、まず有明海におきましては、阿蘇、それから九重山系の火山灰質の土砂などが有明海に流れ出て潮流によって海岸線等に供給をされ続けまして、多いところでは5センチメートルというように堆積をするといった干潟の成長があったということ。それから、有明海の沿岸では、干潟が成長し続けると背後地より海底が高くなりますので、陸地からの排水が困難になるということ、あるいは、新たな農地が必要だということで、約1000年前の平安時代、これはいろいろな説があるようでございますけれども、平安時代のころから干拓が行われたと、その面積が今約2万6,000ヘクタール以上になっていると。諫早湾の干拓事業の始まりは、今から600年から700年前の西暦1330年、南北朝のころと言われておりまして、これは、50年に一度と言われる干拓が行われたということでございます。  この干拓事業は、今回の干拓事業を含めまして約4,300ヘクタールに及ぶ長崎県最大の穀倉地帯である諫早平野を形成しているということになっております。  この干拓地は、盛り土と違いまして、海底を乾燥をさせまして、潮抜きをするという、そして、新しい農地等として活用するというものですが、もともと海底ですので、標高が低い土地であるということですね。言いかえれば、堤防に守られている土地ということでございますので、大雨が降るということになれば災害が発生するということで、その対策が必要であったというのが宿命であるということでございます。  それから、山崎教清さん、この方は武士の身分を捨てて干拓事業に取り組まれたということで、川内町付近の大規模な干拓工事をされたということで、近世干拓の祖と言われておる方でございます。  当時、波打ち際に堤防を築いて農地をつくってきたと、また先ほど言いましたように、50年に一度ということで、四、五十年すればその堤防の前に、また干潟ができた。また、それを締め切って締め切ってということで、干拓が進められてきたということでございますけれども、やはり技術が進歩をしてきたといいますか、波打ち際ではなくて、それより先のほうのなぎさ線まで堤防が築ける技術が発達をしてきたということで、その干拓では、潮が満ちてくると海水が入ってくると、それをどう防ぐかというようなことで、樋門というのが考え出された。潮が満ちてくれば閉まると、そして、潮が引けば内水の水が吐くという樋門ができたということで、こういう形を両方、それぞれ人々の努力によって、今の干拓地がつくり上げられてきた。では、その干拓で多くの干拓地ができてきたが、水田に介する水をどうするかというまた一つ大きな課題が出てきた。そこで、本明川の水を何とか利用することはできないだろうかということで、そうすると半造川というのがございますから、そこをどんなふうにして水を渡したらいいかと、その技術をされたのが、先ほど言われました青木弥総衛門です。約200年前に農業用水不足を解消するために、半造川の底に、木を材料にしたサイホンを利用した方式で用水路を本明川からこの平野のほうにつながれた。それは底井樋廻水と現在呼ばれておりますけれども、干拓とそれから底井樋廻水のおかげで、このお二人はこの諫早市農業の基礎を築かれた方だというふうに思っておるところでございます。  今行われている諫早干拓地の農業用水等も防災を兼ねた調整池というのが整備されておりますので、そこらを活用しながら恵まれた農地であるというようなことを思っているところでございます。  それと、もう1点あったかと思いますけれども、昨年9月の定例会の中での湛水防除の運転業務にかかる安全性の部分と、それから、そこに携わる人たちの委託料等はどうなっているかということでございますけれども、まず転落防止の安全対策というのは、これはもう予算を使いながら早速取り組んでいるところでございますけれども、運転操作の委託料につきましては、地域とのいろいろな関係等もございますので、今、部内のほうで協議をいたしましたけれども、総合的に判断をいたしまして、当分の間は、現行の委託料で進めていくというように決めたところでございます。  以上でございます。 118 ◯藤田敏夫君[ 201頁]  それでは、私はどちらかいうと、干拓の歴史について今までも何回かお尋ねをして、確認をしながら来ているわけですけれども、どうして今の干拓が必要なのかということをやはり皆さんに知ってもらうためにも、こういう質問をしているわけです。今ややもすると排水門の開放のみに特化した形で諫早湾干拓が語られようとしていますので、ここは本当冷静に、どうして今の諫早湾干拓がこういうようにしてできてきたのか、歴史を知るところから取り組むことが必要ではなかろうかという趣旨で質問をいたしております。  実は、それに関連してですけれども、これは教育委員会のほうからお借りをしてきましたけれども、「のびゆく新しい諫早市」、これは小学校の児童用の副読本、こちらのもう一つのほうは、「私たちの諫早市」、これは中学校の社会科の研究、副読本でしょうかね、お借りしてきました。(本を示す)いずれにしても、小学校にしても、中学校にしても、諫早干拓のことについて、るる詳しく書いてあり、そして、なおかつ、先ほどの山崎教清さんのこととか、それから青木弥総衛門のこととか詳しく書いてありまして、子どもたちも非常に親しく、わかりやすくこれを理解できるような編集になっております。  また、御案内のとおり、干拓といえば、松本四郎左衛門さん、この方はいわゆる飯盛の方なのですが、この方のことも詳しく書いてありまして、その御苦労話とか、ここに記載をしてございます。参考に紹介をいたしました。
     実は、今長崎県かるた協会、これは会長さんが諫早の方なのですが、その方からちょっと情報でいただいたのですが、ここに「ふるさと諫早かるた」というのを作成されようとされています。これは一部下書きをお借りしてきているわけですけれども、「いろはにほへと」なのですけれども、かるたで、実は、ここにも、先ほどのお二方の名前の分とか、この干拓のことについての内容のものがかるたとして取り上げてあります。  3つほど参考に御紹介したいと思います。まず最初に、「減る農地、干拓でふやす営々と」という、これがまさにかるたの原画、下絵なのですけれども、この解説もあるのですが、幕藩体制の確立とともに、諫早・多久など、龍造寺4家は、すべて佐賀藩に組み込まれ、領主たちは佐賀城内に住んで36万石全体の政治に預かることになります。(絵を示す)4家は、話し合って、藩財政確立のために、お互いの三部上地を決め、領内14カ村を藩のお蔵入り地として供出します。これを補うために諫早では、広大な諫早湾干潟の干拓を進めて、少しずつ地先に耕地を広げていき、営々とした300年間の努力の結果、県下一の穀倉地帯をつくり上げましたと解説してあります。  1750年、今から260年ほど前に起こった諫早一揆、これは、当時若杉春后の指導のもとに佐賀藩の暴政を長崎奉行所、日田代官所に直訴を試みたが、いずれも失敗に終わった、その後、減地に反対する下級武士と農民1万数千人は、大挙して佐賀城下へ強力な陳情をしようとして、ひそかに多良村、現在の佐賀県多良町に集結したということなのですね。そういう諫早一揆にもつながっていくわけですけれども、私は、「劇団きんしゃい」で、若杉春后役をしたことがあります。今は、その若杉春后の心境に近いものを、実は感じながら、この諫早湾干拓のこと、あるいは農地のことを考えております。  あと一つ、今度は「き」というのは、「近世の干拓の祖は教清さん」、先ほどの答弁がありました、もう解説は省きますけれども、近世の干拓の祖は教清さん、「こ」は、「米どころ小野用水の恵にて」、これは先ほどの青木弥総衛門さんのことなのですね、ちゃんと解説も載っております、時間の都合で省きますけれども、このかるたは、先ほどの協会の方からことし中くらいには、ちゃんと印刷して発行されるのではなかろうかと思われますので、御紹介をさせていただきました。  次の質問をさせていただきます。実は、「宝の海・有明海の再生のため国は開門調査の決断を」と題した手記がありました。その佐賀県太良町大浦漁民の方の投稿の資料によれば、潮受け堤防内の調整池の水が、夏場には腐敗してアオコなどが発生して、農業用水にも使えない状況ですと、ですから、安全な水を確保するために、代替用水をつくろうとしています。私たちは、今ある生活排水の浄化設備の水を使うことが一番いいと思っていますとしています。農林水産部長、どのように思われますか。 119 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 202頁]  調整池の水の問題ですけれども、夏場は農業用水に使われないというようなことでございますけれども、現実、実態といたしましては、1年を通じて営農に使用されていると、それで何ら問題がないという実態でございます。  先ほどまた、代替水源というようなことでございますけれども、代替水源をほかに求めるという形になりますと、諫早は地形上、水水源等が少ないという、裁判なんか見ても諫早は、その水源確保にはなかなか苦労されるだろうというようなことも出ておりますけれども、私もそれはまさしくそうではないかなと、代替水源はなかなか困難性を伴うのではないかなというようなことは思っているところでございます。 120 ◯藤田敏夫君[ 202頁]  湛水防除の施設の運転については、鋭意実施をしているということでございます。管理業務につきましては、これは安全といいますか、やはり人でございますので、簡単にはいかないと思います。予算もあると思いますけれども、引き続き検討をお願いしたいと思います。  次に、3番と4番を入れかえます。4番の地球温暖化対策の推進についてを先にいたします。  市長は、施政方針の中で、地球環境保全対策の一環である住宅用太陽システムの設置補助につきましては、一部制度を見直し、平成22年度も継続してまいりますとしています。この件に関しましては、同僚議員からも多く質問されております。細かいことは省きます。私たち「結の会」は、去る2月9日火曜日、10日水曜日の2日間、先進地視察として、福岡県三潴郡大木町、福岡県行橋市、福岡県直方市の3市町へ行政視察研修をしてまいりました。先ほど、同僚の黒田議員のほうからも一部紹介があっておりました。  視察項目はそれぞれ大木町の「大木町エコ・スイッチ・ONプロジェクト」、「おおき循環センター」、これは現地のみでした。行橋市の「みんなで支えあう行橋市福祉のまちづくり条例」、そして、先ほど詳しく質問してありましたけれども、直方市の「事業仕分け」でした。その中から、今回は、「もったいない宣言の町」大木町での視察研修を報告しながらの質問といたします。  大木町は、有明海に近く、筑後川、佐賀空港からも近い大川市と筑後市の間にある町です。そこの庁舎玄関に入っていきました。そうすると、「もったいない」と書かれた4メートル四方の大きさのパッチワークがかけてありましてびっくりしました。まず、そのパッチワークが私たちを迎えてくれました。でも、その大きさにはびっくりしたところです。  また、名刺交換のときには、実はここに名刺がありますけれども、裏に模様が入っているから「どういう用紙を使われたのですか」とお尋ねをしましたら、「役所内に張られた期限切れのポスターの裏面を再利用して印刷したものです」ということでした。そういうことで、この対策の推進については、細かいところまで配慮なさっていたなという印象を持っております。  それではお尋ねをいたします。1つ、諫早市の現状と課題は。2つ、大木町の大木町公共施設地球温暖化対策実行計画はどういうものか確認をさせていただきます。3つ、新市庁舎、公共施設、特に別館、支所のエコ対策はどうなっているか。  以上お尋ねします。 121 ◯生活環境部長(森 康則君)[ 203頁]  地球温暖化対策の推進についての御質問でございます。  諫早市における地球温暖化対策の現状、それから課題でございますけれども、市役所が一事業者として、この問題に取り組むために、市の事務事業で排出する二酸化炭素などの温室効果ガスの削減を目的として平成19年12月に諫早市地球温暖化防止実行計画を策定しております。  この計画には、市職員が実践する具体的な取り組みを職員行動マニュアルとして示しておりまして、例を申し上げますと昼休みの消灯とか、あるいはエレベーター利用の自粛、あるいは退庁時のパソコンの電源を抜いたり、あるいは両面コピーの徹底とか、小さなことではありますけれども、一人一人が確実に実行できる内容、それでいて、一人でも多くの者が実行することにより大きな効果が見込まれるものを上げているところでございます。  これらの取り組みによりまして、平成20年度の実践結果は、基準年度から平成18年度が基準年度でございましたけれども、それと比較しましてCO2排出量3万9,796トンに対し、3万5,518トンということで、10.7%の削減ができた結果となっておりまして、平成20年度目標値の1.8%削減を達成をしているところでございます。  それで、職員の行動マニュアルには、職場だけでなくて、家庭でも容易に取り組める項目も数多くございますので、職員が日常生活においても温暖化防止に向けた積極的な行動ができるよう、さらなる意識向上を図ることが、今後の課題であると考えております。  大木町と諫早市との計画の比較でございますけれども、いずれも地球温暖化対策の推進に関する法律に基づき策定されたものでございまして、先ほどの5年間で6%削減と、そういった基本的なものはほぼ共通しているようでございます。ただ、大木町の特色ある取り組みといたしましては、毎週水曜日のノーマイカーデー、それから、室内温度を抑制するためのつる性植物の壁面緑化、それから職員から環境問題に関しての取り組み、アイデアを募集するとか、そういった施策をされておりまして、こういったものは、本市においても、今後参考になるような取り組みと思っているところでございます。  以上でございます。 122 ◯総務部長馬場康明君)[ 203頁]  地球温暖化対策の推進の中で、庁舎のエコ対策、それから省エネルギー対策のハード的な具体的な事例についてのお尋ねであるというふうに存じます。  本館と別館からなるこの本庁、それから支所について御答弁を申し上げます。  今回新しくなりましたこの本館におきましては、主なものといたしまして、複層ガラスと空気の流れを利用した窓断熱、これは窓際に全部ペリメータと申しますか、空気を噴き出すようにして、空気のエアカーテンをつくっております。それから、庁舎の中央部の吹き抜けを利用した自然採光、それと、自然換気、自動で風量をかえる装置によります空調の設備、そして、人感センサー照明や手洗いの器具、人感でやっておりますが、無駄を省くということで、そういったことを採用いたしまして、電力や動力などの負荷の低減を図っているというところでございます。  本庁におきまして、空調設備につきましては、氷蓄熱設備を導入いたしました。それから、太陽光を利用した発電設備の導入、現在、工事中で間もなくでき上がりますが、これは、本館が20キロワット、それから、別館のほうが10キロワットでございます。本館で申し上げますと、30ワットの蛍光灯が2本入った器具がよくついておりますが、それの器具でおよそ330個分になるかと思います。  次に、支所でございますが、高来支所におきましては、空調設備につきまして、夜間電力利用によります氷蓄熱方式、そして、飯盛支所におきましては、人感センター照明灯を一部導入して、エコ対策を行っているところでございます。 123 ◯藤田敏夫君[ 203頁]  ありがとうございます。  大木町は、町ですけれども、非常にきめ細かなそういうエコ対策といいますか、されておるということは、先ほど紹介したとおりでございますが、きょうは時間の都合上、そんなに詳しく紹介できませんけれども、一応基本的な確認だけさせていただきたいと思います。  ワンガリ・マータイ氏が提唱した「もったいない」という日本語をキーワードにして環境保全に取り組む運動の一環として、大木町では「大木町もったいない宣言」を2008年3月11日に宣言されました。諫早市議会視察資料としても、わざわざ実はつくっていただきました。その資料が手元にございます。  先ほどありました大木町公共施設地球温暖化対策実行計画、これは副題として、「大木町エコ・スイッチ・ONプロジェクト」の取り組みの説明をいただきましたけれども、諫早市の地球温暖化防止実行計画、これも手元にあるわけですが、これは、副題として、諫早市役所は、職員一人一人が省資源、省エネルギー活動に率先して取り組むことで、地球に優しい職場を目指すことを約束しますということです。その比較についてお尋ねしようと思ったのですが、先ほどおっしゃって、そんなにかわらないけれども、強いて言えば、どこが特徴的だろうか、どちらがよくないという意味ではなくて、どこか違いがこの中であれば、特徴的なところを一つ御紹介していただきたいと思います。 124 ◯生活環境部長(森 康則君)[ 204頁]  先ほどもちょっと触れましたが、基準年度と比較して温室効果ガス削減の目標を6%削減というのは、大体同じで、庁舎内での昼休みの消灯とか、そういった細かい部分はほぼ同じ内容でございます。  ただ、先ほど言いましたように、本市は、県下一斉ノーマイカーデーというのを年に2回取り組んでおりますけれども、県下一斉でですね、ただ大木町は、毎週水曜日をノーマイカーデーということで設定されているということで、非常に一生懸命されているなと、それから、職員から環境問題に関する取り組み、アイデアを募集されて、そういったものを実践していくというようなことをされている。ただ、諫早市におきましても、実は、直接職員からアイデアを募集するということはまだやっていないのですけれども、副市長を本部長とする庁内温暖化防止対策推進本部会議というのを設けております。また、庁内の温暖化防止対策推進委員会というのも設置をしておりまして、この中で、職員からさまざまな改善意見を求めていくと、そういったことはやっているところでございます。  以上でございます。 125 ◯藤田敏夫君[ 204頁]  いいところをぜひ参考にしていただきたいなと思います。  大木町もったいない宣言、子どもたちの未来が危ない。地球温暖化による気候変動は100年後の人類の存在を脅かすほどの深刻さを増しています。その原因が、人間の活動や大量に資源を消費する社会にあることは明らかです。私たちは、無駄の多い暮らし方を見直し、これ以上子どもたちにツケを残さない町をつくることを決意し、「大木町もったいない宣言」をここに公表しますという、実はそういう取り組みもしておられました。  また、エコ・スイッチ・ONプロジェクト概要は、基本的な方針としては、大体諫早と似たり寄ったりのところですので、これは省略させていただきます。  次に、地球温暖化対策の推進に関する法律第21条第2項、3項なのですが、これは公表を義務づけておりますよね、諫早の実態はどうですか。 126 ◯生活環境部長(森 康則君)[ 204頁]  温暖化防止実行計画の公表でございますけれども、平成20年度の実績につきましては、市のホームページに掲載をしております。  以上でございます。 127 ◯藤田敏夫君[ 204頁]  市のホームページに掲載しておりますでしょうけれども、どれぐらいの市民の方がそれを見られているのか、きょういい機会ですので、いま一つこういったことについてやっているのですよということを知らせると同時に、内容もわかるようにしていただければ、市報という方法もあるわけですので、よろしくお願いいたします。  それから、実行計画の推進と点検、評価、P、いわゆる計画、プラン、D、行動、ドゥーですね、そして、C、チェック、点検ですね、A、アクション、見直しという、このPDCAは計画どおり進んでいるのか、中でも温室効果ガス削減目標の平成21年度の達成目標はどうなっているのか。今度新庁舎に移りましたね、ところが、多分旧庁舎時代の計画だろうと思われますが、その辺のところも含めて、その計画の変更はないのかどうか、お尋ねします。 128 ◯生活環境部長(森 康則君)[ 204頁]  最初にPDCA、プラン、ドゥー、チェック、それからアクションという、このサイクルにつきましては、この計画の中で定めておりまして、先ほど申し上げました作成本部とか、あるいは検討する協議の場で、そのPDCAというサイクルは実行をいたしているところでございます。  先ほど申し上げましたように、5年間で6%削減という目標を掲げておりましたけれども、今のところ10.7%ということで、既に目標値を達成してしまったという状況でございますので、また今後もできることは努めていきたいと思っております。  それから、先ほどの新庁舎ができたからということで計画の変更ということはないのかということでございましたけれども、計画の期間中、平成18年度末に計画できたのですが、その後に小栗のふれあい施設とか、それから、今申し上げられました新庁舎、そういったものの大型施設の供用開始がございます。そういうことで、温室効果ガスの排出量がふえる要因とか、また逆に新たな省エネルギー設備の導入とか、そういった減の要因などもさまざま考えられます。そういったさまざまな状況の変化はあろうかと思いますので、これらは計画を評価する中で分析するものとしてとらえてまいりたいと、つまり、状況が変化するたびに計画をずっと見直しをするというのではなくて、評価の中で、そういったものを加えて分析をしていくと、そして、次期計画にまたさらに反映させていくと、そういった姿になっていくのではないかなと思っております。 129 ◯藤田敏夫君[ 205頁]  目標よりもいい数字が出ているということで安心しました。  そのことをもしよければ、大木町のほうにちょっと報告すればよかったですね。  それでは、おおき循環センター、通称「くるるん」と言うのです、これは現地のみだったのですけど、これはちょっと紹介だけします。  従来型のごみ施設とは違い、町内から発生する生ごみやし尿、浄化槽汚泥などをバイオマス資源として町民の皆さんと協働でエネルギーや有機肥料化し、積極的に地域において循環活用していく施設です。さらに、循環のまちづくりの拠点として、循環型社会や自然環境に関する学習をしたり、豊かな地域の食材を提供したり、地域住民の皆さんが、憩い、集うための施設であり、平成18年11月から実は稼動しているとのことでした。見学者も多いとのことで、その日も北九州市のほうから、市民の皆さんが視察に来ておられたぐらい、非常に評判のいいといいますか、今注目されている施設の一つだと思います。  ところで、説明の終盤に差しかかったところでしたけれども、し尿処理は合併処理浄化槽が主で、下水道事業や農業集落排水事業の計画はないとの説明を聞いたときに、ちょっと自分の耳を疑ったのですが、すかさず「平成18年10月までのし尿処理はどうしていたのですか」とお尋ねをしました。そうしましたら、担当者は「おおき循環センター、くるるんが稼動する平成18年11月までは、有明海に海洋投棄しておりました」とお話しをされたのですね。正直私は唖然としたわけですが、私は有明海の汚染と漁業不振の要因はこういうところにもあったのかということを知ることができました。ここ10年程度の有明海の海域全体のチェックがいま一度必要だと申し上げたいと思います。  次、4番目に入らせていただきます。バリアフリー政策についてであります。  先日、企画振興部主催のバリアフリー化推進ワークショップに参加する機会を得ました。第1回目の2月14日は、諫早駅周辺地区を散策し、どのようなバリアが存在しているのかを確認、第2回目の2月28日は、グループに分かれて第1回目で実施した諫早駅周辺地区の散策結果をもとに、バリアフリーの観点から見た同地区の問題点、課題、改善策等について話し合い、グループ発表されました。同僚議員も2人ほど参加しておられました。そして、方向性を導き出すというものなのですね。現在、担当者で最終チェックをされ、まとめられておる段階ですが、近いうちに資料として関係者の皆さんの手元には届くのではないかと期待をいたしております。  今回は、この企画を前後していろいろな意見や要望をいただいておりますので、文字どおり、市民の代弁者としての市民の声を伝えながら質問を進めていきます。  先日市民から、新庁舎バリアフリーについての確認として、私のところに高齢者を同伴して新庁舎に伺ったときのことですが、数カ所気になったところがあり、お尋ねいたしますとした、以下のような内容の手紙が届きましたので紹介いたします。  まず1つ、身障者駐車場のスロープについて、スロープ部分に屋根がなく、雨天時の対処はどうなっていますか。鉄板のスロープが駐車場スペース内にあるため、駐車しづらく、スロープ側から乗りおりする場合、非常に狭く、つえなどの場合、歩きにくくスロープに段差があるため、つまずく場合がありました。また、車いすの場合、スロープ側からの乗降は支障を来たすのではないでしょうか。点字ブロックについて、点字ブロックの設置箇所が一部しかない、階段、スロープ、出入り口のすべての場所に設置することはできないでしょうかというお尋ねを、実はいただいております。  そこでお尋ねいたします。1つ、バリアフリーとユニバーサルデザインの違いは。2つ、諫早市内の段差をなくして歩道を広げたバリアフリーのまちを目指すには。これは毎日新聞の平成22年1月1日の特集がしてありましたその記事です。3番目が、新市庁舎玄関前の障害者用駐車場に問題はないか。  以上質問いたします。 130 ◯企画振興部長(堀口 忠君)[ 206頁]  まずバリアフリーと、それからユニバーサルデザインの違いということでございますけども、この本でございますけれども、この冊子は平成15年12月に旧諫早市で作成したものでございます。住みなれた地域で安心してというこの中に、バリアフリーとユニバーサルデザインの違いというようなものを紹介をしておりますので、読み上げてみたいと思います。  まず、バリアフリーデザインということでございます。高齢者や障害のある人たちが社会生活をする上で、その行動や活動を妨げるものを、技術や仕組みによって除去、軽減することで社会的な不利益をこうむらないようにする概念と技術というように記載をしています。  一方、ユニバーサルデザインでございますけれども、高齢者や障害のある人たちを特別な人々として前提にせず、それぞれの身体的な相違に対し、初めから共用で利用できる環境や設備、用品等を整備、製作しようとする概念と技術というように言われております。  この特徴的なものといたしましては、バリアフリーというのは、施設なんかの改修、改造、これらに有効と、それからユニバーサルデザインにつきましては、施設等の新築等に対して有効ということでございます。一言で申しますならば、バリアフリーが後づけ、ユニバーサルデザインが先づけというようなことが言えるのではないかというように思っております。 131 ◯藤田敏夫君[ 206頁]  先づけと後づけ、なかなかわかりやすいですね。願わくば先づけのほうで、今後は進めていくべきではないかと思います。  実は、市庁舎玄関前の案内板、きょう午前中も宇戸議員のほうからるる詳しく庁舎のことについて出ておりましたけれども、若干視点をかえてお尋ねをします。  市庁舎玄関前の案内板を「アウト、イン」から「出口、入り口」へ、日本語にできないか。また、「インフォメーション」を「案内」という日本語にできないのか、そして、さらに文字を大きく日本語でなどなど、あと一般駐車場利用者と交錯して危険である、これは先ほど宇戸議員もおっしゃっていました。障害者用駐車場を正面玄関に向かって左側に移設できないか、要するに、向こう側に、東側のほうに少し空地がございますが、そこに移設できないのかということですね。旧庁舎に立派な障害者用駐車場、屋根つきがあるのですが、あれをそのまま持ってきたらどうかと提案したいぐらいの場所と、旧市庁舎の障害者の駐車場が立派ですよね、あれをもちろん持ってきたほうがよっぽど絵になるなと、私は実は思っています。  で、あともう一つ、真正面の土盛りの石垣の角、土盛りしてありますね、あそこを50センチメートルほど角切りをしたらどうか、あそこの角が90度になっているものですから、あそこに車が乗り上げているらしいです。正面出口の市道と段差で大型乗用車が路面でバンパーをこすっているとか、細かいお話で恐縮ですが、ただ羅列します。それから、歩道専用通路が有効に活用されていないと、こういったもろもろの指摘が市民から上がっておりますので、参考にお伝えしました。ぜひ、ひとつ改善をよろしくお願いをしたいと思います。  諫早駅周辺を全国の手本となるようなユニバーサルデザインの都市へということで、実は手記をいただいております。これは、この前からのバリアフリー化推進ワークショップにも参加された重度の障害者の子どもさんのお母さんからの手記なのですが、ちょっと時間の都合上省かせていただきます。しかし、企画振興部長のほうに改めてお届けをさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  先ほど実は出ました、ユニバーサルデザインの話なのですが、旧庁舎跡地の整備についても、ユニバーサルデザインを考慮してバリアフリーを考える市民の会とか、あるいは障害者やお年寄りの声も聞いて取り組んでほしい、いわば先づけをやってほしいと思いますが、この辺についてどうですか。 132 ◯企画振興部長(堀口 忠君)[ 207頁]  今おっしゃいました先づけ、これは施設整備等に対しまして常に頭の隅に置いておきたい、それらをもとに整備を進めていきたいというように思っております。 133 ◯藤田敏夫君[ 207頁]  最後に、地域主権改革が始動した今日、県や基礎自治体を主軸にした近隣地域間競争の時代に入っていきます。市長は、さきの大村市との2市サミットで、将来は道州制、九州府構想をも見据え大村市を初め近隣都市との合併や連携を視野に入れながらまちづくりを目指すとされています。  そこで、人が輝く、産業が輝く県央都市をどのように引っ張っていこうとされているのか、最後にお尋ねをして終わります。 134 ◯市長(宮本明雄君)[ 207頁]  冒頭の議論といいますか、地域主権、それから地方分権という、それにつながります道州制、九州府構想というのに一定に関連する部分があるのではないかと思います。どの程度の規模、どの程度の財政力、どの程度の面積というのが、まだ明確にはなっておりませんけれども、一定の規模がないとその基礎的自治体ということで活動ができないのではないかと。それは、今後日本がどういう道を歩むのかということにも大きくいえば関連する問題だと思います。大きな政府、小さな政府という議論もございますから、その辺とも大きな関連はあると思うのですが、私どもが目指すものは、長崎県で何カ所ぐらいの自治体が必要なのか。今は13市ございまして、3月でまた合併をしますけれども、13市10町ございます。ちょっと前まで、5年ぐらい前までは79市町あったということでございまして、大きくそういう意味では減少してきたということでございます。  まだまだ地形上でも、長崎県は、離島もあるますし、半島も多ございます。海岸線では日本一と言われておりますので、そういうことで、地形の問題とか、通信手段の問題とか、いろいろ解決すべき問題がたくさんありながらも、諫早市は島原半島の玄関口と言われておりまして、島原半島との連携も深める必要がありますし、隣の大村市との連携も深める必要があると、そういう意味合いを込めて2市サミットということをさせていただいたと。  長崎市とも、今は隣同士ということになっておりますので、その辺も含めまして、圏域として、どういう圏域が適切なのかと、ひょっとしたら大きく考えますと、県南と県北ということになるかもしれませんし、県南、県央、県北ということになるかもしれませんし、それは、離島とかもまた別の圏域ということになる可能性もあります。そういう意味では、また今後どういう展開になっていくのかというのは、国全体の進め方も含めまして、大きな関連があるのだろうと思います。  いずれにしても、長崎県、それから国、それから近隣の市等連携をしながら進める必要があるというのは、紛れもない事実だと思っております。  以上でございます。 135 ◯藤田敏夫君[ 207頁]  ありがとうございました。 136 ◯議長(並川和則君)[ 207頁]  一般質問を保留し、しばらく休憩いたします。                 午後2時32分 休憩                 午後2時45分 再開 137 ◯副議長(宮崎博通君)[ 207頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行します。
     次に、吉田修治議員。 138 ◯吉田修治君[ 207頁]  結の会、7番、吉田修治です。きょうは偶然にも、私たちの会派結の会で3人が連続して質問する形になりました。2月の冬季オリンピックバンクーバーの大会では、日本の選手団がメダルを5個、入賞者が多数ということで、日本国民に大きな感動を与えていただきました。ただ、金メダルが1個もとれなかったのは残念だったと思います。このことに関しましては、国の支援のあり方、企業の支援のあり方、地域の支援のあり方ということで課題が残されたのではないかと思います。  それでは、通告に従いまして質問いたします。今回、私も一問一答方式で質問いたします。大項目が3点あります。  まず最初に、新体育館についてでございます。  これは、私議員になって初めての6月の定例会で、スポーツ施設の整備についてということで新体育館のことで質問をいたしました。それで再検証を含めた質問になるかと思いますが、よろしくお願いいたします。  まず、1点目、体育館に上がる際での靴、土足でできないような設計と聞いておりますが、その辺についてまずお尋ねいたします。 139 ◯市長(宮本明雄君)[ 208頁]  まず、私のほうから、新体育館につきまして総括的にお答えを申し上げます。  新体育館はもう既に今実施設計ということをしておりまして、目標は今年度中に設計をほぼ終えたいということで、ことしの秋に着工をし、それから平成24年度からの供用開始と。再来年度になります、平成23年度中に完成をしまして、平成24年からの供用開始ということを目標に進めているというような状況でございます。  新体育館では、平成26年の国体においてフェンシングがもう既に予定をされているということでございます。県立総合運動公園におきましては、長崎国体に向け、現在、補助競技場がもう整備に入っておりまして、ことしの7月以降になるかと思いますけれども、主競技場も解体といいますか、整備に入るということでございまして、平成25年3月、平成24年度中に主競技場についても工事を終えたいと。国体の年の前平成25年3月には完成をし、国体の年に実際に使っていくということになりそうでございます。  市におきましては、平成22年度に市民の機運を盛り上げ、市民の総参加の国体となるように、各界各層から参加いただく準備委員会を設置いたしますとともに、広報・啓発活動を行いたいと思っております。国体ということになりますと、いろんな意味で競技の役員の方とか、補助役員の方とか、連盟とかありますけれども、それぞれやはり市の職員もお手伝いをする必要がありますでしょうし、そのスポーツに精通された、ルール等に精通された方に、当日といいますか、その前の協議とか当日開催時期での支援とか、いろんな方にお願いをするということになると思います。  また、主競技場が県立総合運動公園と陸上競技場とかで行われますものですから、そういう意味では諫早の市民の方に多く御参加をいただいて、昭和44年の国体のときとは基盤が違います。あのときは民泊があってみたりとか、さまざま市民を総動員するような形で行われましたけれども、この50年間の間に社会資本の整備が大分できておりますので、昭和44年の国体とは違うと思いますが、いずれにしてもいろんな意味で参加をいただいて行う必要があると思っております。時間がありそうでないというのが現実でございまして、そういう意味では来年度4月以降そういう機運を盛り上げ、そしていろんな組織をつくっていき、いろんな御協力をいただけるような体制をつくっていきたいなと思っているところでございます。  他の部分につきましては、それぞれ御質問の内容に応じまして、各担当部長から答弁をさせます。よろしくお願いいたします。 140 ◯企画振興部長(堀口 忠君)[ 208頁]  体育館の土足について、入館できないかと、総括的に今市長が申したとおりでございます。これまで各競技団体の方々の御意見を聴取してまいりました。それらも踏まえまして、清掃等の維持管理という面から、はきかえ方式というのを考えておったところでございます。  ただ、今後のイベントの開催、それから2階に観覧席を予定しておりますけども、直接観覧席に行かれるというような利用者の方々の利便性というものを考えますと、土足での対応というのも一定必要になってくるのではないかと考えております。これにつきましては、いま一度検討してみたいというように思っております。  ただ、仮に土足で入館可能というような場合には、アリーナの保護というのを第一に考える必要がございますので、土足では入らない、泥等を持ち込まないというような指導の徹底、それから、アリーナに入る際には靴をはきかえるというような、そのためのビニール袋の準備も必要になってくるのではないかと考えております。 141 ◯吉田修治君[ 208頁]  予想に反して、非常に建設的な意見で回答いただきましたので喜んでおります。といいますのは、私自体も本当、室内競技、室外スポーツ、人の何倍もやっているような人間で、昨年も子どもを引率して全国大会、九州大会等に参りました。昨日もある高校の体育の監督の方、全国大会に常連で行かれる方に、こういうふうな設計になるみたいなのですけどということで、御意見をということでお話をしましたところ、やっぱり私と同様に、全国の主要の県、市、メーンの体育館というのは、ほとんど靴を脱いで上がるような体育館はないということでお聞きをしました。  余りにもそういう建設的な意見をいただいたのですけど、例えば今度の体育館は観客席が1,500席あるわけです。それで、仮に靴を脱いで上がるとなったら、1,500人と言わなくても、1,000人の方が来た場合、果たして下足箱といいますか、靴をどう処理するかというようなことを考えますと、非常にその辺は逆に問題があるのではなかろうかと思います。そして、長崎県でもアリーナかぶとがに、シーハットおおむらでも同じですけど、雨の日とかもありますけど、ほとんどが今道路の状況というのが、泥がついて上がるというような感じが少なくて、マットなんかを敷いて、アリーナかぶとがに、シーハットおおむらでも、そんなに泥が持ち上がって、もちろん先ほど部長の答弁がありましたとおり、アリーナに上がる時点では靴を脱ぐというのは、これはもう常識でありますので、観客席側がどうかといったら、私がずうっとこの間経験した施設を見ますと、土足で上がっても何ら支障がないということですので、今度の実施設計が本当の実行に移ります際は、もうそういう関係体育団体、また見る立場での意見を収集して、先ほどの建設的な意見になるように頑張っていただきたいと思います。  続きまして、2番目、駐車場についてお尋ねをいたします。  これも6月のときにお尋ねをしましたが、競技場の北口の駐車場のところに体育館ができるということで、若干私が思う感じでは、非常にスペースが狭められたところでの体育館ということで、駐車場をどのように確保されるのかということですが、現在での駐車場の計画はどのようになっておりますでしょうか。 142 ◯企画振興部長(堀口 忠君)[ 209頁]  駐車場の計画でございますけども、まず、新しく整備しようといたしております体育館の地下に約120台程度予定をしております。それから、県のほうで新しく体育館をつくろうとするすぐ横に、道を挟んだ横に教材園というのがございますけども、ここに約500台、それから既存の運動公園内等含めまして約1,000台程度が確保できるというようなことを聞いております。 143 ◯吉田修治君[ 209頁]  地下に120台ということで、平日はどうにかそれで間に合うかと思います。先ほどの答弁で、競技場北側のところに県のほうで500台の駐車場をつくるということで、非常に広いスペースにはなるわけですけど、私が少し心配するのが、例えば市の大会、体育館で大きい大会がある、それと一緒に陸上競技場のほうでも大きい大会があった場合に、500台の駐車場の優先順位というのが、例えばここは県の施設だから、市の関係者、応援者、競技者の方は御遠慮くださいというようなことがあってはならないと思いますが、その辺の調整は県のほうとはされておりますでしょうか。 144 ◯企画振興部長(堀口 忠君)[ 209頁]  詳細にはまだ煮詰まっていないという状況でございますけど、ただ、いずれにいたしましても、市、県の共用というのは考えていかなければならないと。それから、もう一つは、絶対的な駐車場のスペースは不足しているという状況でございます。 145 ◯吉田修治君[ 209頁]  供用開始になってから、例えば市の体育館を使うときに、「済みません、もう隣の駐車場はぎりぎり使えませんので、大会に来られる場合は乗り合わせて来てください」というようなことにならないように、つくった後にそういうことがあれば別なのですけど、つくる前からそういう心配がないように、ぜひ駐車場の確保は十分とれるように県との折衝もお願いをしたいと思います。  続きまして、3番、トレーニングルームです。  これは9月の議会でも中野議員が、トレーニングルームができないかということで、というのは、既存の市内の体育館では、森山町が非常に器具がそろっていて、愛好者がいるということで、ほかのところに関しては、そこまでトレーニングルームというのがないような感じを受けております。これからつくる体育館、これから使うというのは、例えばこの体育館の意義というのは、先ほど市長の説明のとおり、昭和44年の国体のときからもう約40年余りたっておるわけですけど、老朽化した体育館の新しい建設と、国体も控えているということでこの建設がされるわけですけど、ここに事業の概要の中で方針がございます。その中で、「だれもが安全で快適にスポーツを楽しむことのできる施設」とあります。これは6月の議会のときも私は申しましたが、私もアスリートの1人としてですが、例えば競技者というのは、例えば体育館を利用する場合は1人でやるということはめったにないわけです。そうした場合に、一番大事なことは、市民一人一人が健康に親しむという意味、健康増進の意味で、市民が1人でもそこに行って健康増進、スポーツを楽しむというような施設でなくては今からの体育館はいけないと思います。これも本当、前も述べたのですけど、そういう意味で、6月の回答のときに、中野議員にも一緒の回答でしたけど、やっぱりトレーニングルームは難しいというような判断なのでしょうか。 146 ◯企画振興部長(堀口 忠君)[ 210頁]  トレーニングルームにつきましての答弁をさせていただきます前に、駐車場、先ほど申しましたが、絶対的に不足という状況でございますので、吉田議員が乗り合わせて来いというようなことは言わないようにということでございましたけども、ぜひ乗り合わせて来ていただきたいというように思っております。  それから、トレーニングルームでございますけども、新しい体育館、いわゆる敷地いっぱいいっぱいに建てていると、非常に狭隘な場所でございます。狭隘なといいましょうか、必要な体育館のためには最低限の敷地であるというようなことから、アリーナ、サブアリーナ等を中心にしまして、最低限の施設を設置するということから、前回の議会で申しますようにトレーニングルームの設置は考えていないと。仮に設置するといたしますと、これのスペース、それから器具購入、それとあわせまして、このような器械を置きますと専任のトレーナーというのでしょうか、指導者というのでしょうか、そういうふうなことも必要になってくるということから総合的に判断しまして、今回はトレーニング室を設置しないと。ただ、県のほうで現在競技場の整備が計画されておりますけども、その中には一部トレーニング室を設置するというようなことも聞いておりますので、その施設を利用できないかなと考えているところでございます。 147 ◯吉田修治君[ 210頁]  この点に関してはちょっと消極的な答弁なのですけど、県の施設といっても、例えば夜間は多分そこは使用ができないと思いますし、トレーニングルームが設計が無理であれば、例えばエアロバイクとかランニングマシンとか、部屋がなくてもそういう部分のスペースというのは考えられないでしょうか。 148 ◯企画振興部長(堀口 忠君)[ 210頁]  先ほど申しますように、最低限の施設を必要な場所にということでございますので、現在、エアロバイクとかランニングマシンというような設置は考えていないというところでございます。 149 ◯吉田修治君[ 210頁]  それでは、トレーニングルームに関しては、やっぱり供用が開始になってから市民の声が大きく出れば、またスペースがないということでちょっと難しい点もありますけど、そのときにはまた御検討をしていただきたいと思います。  続きまして、大きい2番目、県立総合運動公園の、今回県のほうで整備が北側でグラウンド、補助トラックのほうがされておりますけど、今回の私の質問は反対のほうです、サッカー場、テニス場、野球広場、ここでよくソフトボールが4面できている会場のことでちょっと御質問いたします。  まず、ここに入る際には3カ所ほど入り口がございます。まず、バイパス側に野球広場に入る、SLですか、それがあるところが1カ所、その手前のほうにテニス場に入るところが1カ所、もう1カ所は、新道町の社会福祉協議会のほうからおりてきたところ、あそこから入ってくる箇所で3カ所ございます。そのところで、まず、道路のことでちょっとお尋ねします。まず、新道から入ってくるときに、私ももうあそこの運動広場でソフトボールをしょっちゅうする機会があります。もう何十年前からですけど、きょうも朝、自分自身もう1回再検証ということでそこを通ってみました。非常に道路幅が狭いのです。そして、電柱が間に立っている。離合もできないという状況です。この辺がどうして今までそういう拡幅の問題の提起がなかったのかということで私も疑問に思っております。特に説明があると思うのですが、南側のほうはもう民家がありますので、もうそこを拡幅するといえば立ち退きの問題になるのですけど、私が見た範囲では、電柱が立っているというか、上山公園のほうです。そこののり面のほうは十分、何十メートルではなくて、何メートルの拡幅はできるのではないかと思いますが、その点に関してはいかがでしょうか。 150 ◯土木部長(冨松静夫君)[ 211頁]  新道からの道路の拡幅についてということでございます。市道新道立出線につきましては、県道諫早飯盛線新道バス停付近の交差点から県立総合運動公園にアクセスをする、延長が280メートル、幅員が4メートルから5メートルの市道となっております。本路線の南側につきましては、議員がおっしゃるとおり、住宅が密集をしております。それと、北側については上山公園の敷地内となっておりまして、風致地区にも指定をされております。この公園というのが、都市公園法上の都市公園という位置づけがなされておりますので、そこら辺の問題が生じてくることになります。そういう関係で、全面的な道路拡幅というのは非常に難しいと考えております。  しかしながら、本路線につきましては、公園利用者の交通も多いということと平成26年に長崎国体のメーン会場になるということから考えましても、進入路として何らかの整備ができないか、関係部局と調整を図りながら検討してみたいと考えております。  以上です。 151 ◯吉田修治君[ 211頁]  今御説明があったとおり風致地区で、なかなか私が先般の質問で、上山公園の、諫早公園の質問をしたときも、木を切るのにもなかなか難しいというようなお話を聞きました。しかし、多分あそこを通られたらわかるとおり、非常に狭くて、そういうのり面側には何か住居みたいな建物もありますし、道路としては非常に景観上もふさわしくないような感じでありますし、その辺は前向きに検討をしていただいて、4メートルも5メートルも拡幅をするという問題ではないわけです。1メートルか2メートル、2メートルでも拡幅ができれば車は十分離合も可能になりますし、その辺はこれからの課題として検討をしていただきたいと思います。  続きまして、3番目の駐車場の問題です。  これは北側のほうはそういう県のほうがつくるということでありますけど、ここに私が資料の中で、テニス場が39台、山側のソフトボール場が62台、南側のSLのあるところが70台、臨時の駐車場というところが100台あります。これでいえば、約300台まではないのですけど、駐車場がございますけど、非常に駐車するのに不便な部分があります。その辺で、例えばこれを、ここののり面の部分というのは、これは市の土地になるのでしょうか。北側の臨時駐車場です、ソフトボール場の付近の道路から上のほうになります。 152 ◯都市整備部長(林田敏郎君)[ 211頁]  議員御質問のソフトボール場の山側のほうの横のところ、今臨時駐車場として利用していますけど、県の所有でございます。 153 ◯吉田修治君[ 211頁]  この駐車場も、やっぱり本当に身近にとめられるというのが今の時代のニーズです。ですから、この辺の駐車場も含めて県のほうとも交渉をしていただきたいと思います。  先ほど私、1番のほうで漏れておりました。もう1点、バイパス側から入る、SLのある駐車場のところから北のほうに行くときに、道路が途中で遮断をされておるのです。それと、新道から来たときも競技場に入るとき遮断をされております。この辺は非常に道路の通行の利便性が悪いわけです。ソフトボールに行きまして、会場に行ってみたら、「ああ、あっちのコートなのよ」と言われたら、ぐうっと回らなくちゃいけない。そこの野球広場の4面のところの半分はサッカー場と南側の川に隣接しているから、全く車は通れない地域なのです。あとのSLのあるところが一部までと、北側ののり面に際したところなのですけど、私も担当の課長なんかにも写真を見せたのですが、大体その北側から、新道のほうから来る道とSLのところに来る道をもう見たら、見た範囲では車が通る道路に見えるわけです。もちろんそこをジョギングをしたり子どもたちが歩いたりということで、安全面でそういう部分がしてあると思いますけど、運動広場を使う、野球広場を使う人にとっては、なぜここが通れないのだろうか、歩行者専用と思えないような道路幅もありますし、オレンジゾーンで走るゾーンも、工夫をすれば、もう少し道路に削ったら、丸々車が通る部分になります。そしたら、北側の臨時駐車場に行くのも非常に便利になるし、その辺の検討を市でできないのであれば、県のほうに検討していただきたいということで、利用者の利便性を含めて考えていただきたいと思いますけど、いかがでしょうか。 154 ◯都市整備部長(林田敏郎君)[ 212頁]  県立総合運動公園の園内道路に関して、バイパスから新道側に抜けられないかという御質問でございますけど、ここは園内道路でございまして、南側からの駐車場の利用と、さっきの山側の利用とは別になっております。なぜそういうふうになっているかといいますと、先ほども議員がおっしゃられましたように、園内での児童遊技場、わいわいプールなどの子どもの利用者及びジョギングコースが横断しているということでございます。この辺に関しまして公園管理者であります長崎県に確認しましたところ、やっぱり安全上どうしても車を通行させるのは困難ではないかと、また、ましてや通過交通になってしまうと、新道からバイパス側の抜け道になってしまうと、そういう問題もあるからということで県のほうからは伺っております。  以上でございます。 155 ◯吉田修治君[ 212頁]  その辺は、確かに子どもたちの、歩行者の安全というのを最優先するのはわかるわけです。しかしながら、やっぱり競技者、使用者に対する利便性も考えれば、その辺を一工夫すれば、例えば先ほど言った、走るオレンジゾーンのところをもう少しこっちのほうにして、ポールを立てるなり、現状で言いますと、北側のほうもオレンジゾーンの歩行ゾーンがあるわけです。それでも車は横を通っているわけです。だから、そういうことが可能であれば、あの道路幅からいえば、やっぱり車が通っても全然不自然ではないような道幅なのです。だから、その辺も、子どもたちの安全、歩行者の安全と言われたら、その先が詰まってしまうのですけど、その辺をうまく工夫すればできないこともないと思います。県立総合運動公園というのは、あそこの関係者に聞けば、県の施設であって、9割が諫早地域の人が使っているということなのです。ですから、県の施設だからということではなくて、やっぱり市民が9割使っているわけですから、その辺は工夫をした検討を県にしていただくように要望をしていただきたいと思います。  次に、大きい3番目です。市の施設等にある支援自動販売機の設置をということで、現在市の、ここの庁舎にも自動販売機がございますけど、どれぐらいの自動販売機があり、そういう契約の形態というのはどのようにされているのか、お尋ねをいたします。 156 ◯財務部長(谷口 啓君)[ 212頁]  市の施設に支援自動販売機の設置をという項目の中での自動販売機の契約形態の御質問でございますが、市の施設に設置している自動販売機の契約は、通常の賃貸借契約ではございませんで、地方自治法238条の4に定めております行政財産の目的外使用許可、行政処分でございますが、それで設置を許可いたしております。また、市の施設に設置している自動販売機の数については、全体で99台ございます。 157 ◯吉田修治君[ 212頁]  まず、支援自動販売機について、これ初めて聞いたという方もいらっしゃるのではないかと思います。一番簡単な例では、V・ファーレン長崎がメーカーとタイアップをして、ジュースの収益の中から補助金みたいな形でいただいているというのが支援自動販売機で一番わかるのではないかと思います。私も先般ある飲料メーカーの担当者の方とお話をしましたら、支援自動販売機の利点というのは、もちろん手数料収入もあるわけですけど、例えば市の施設であれば電気代まで、普通であれば個人の契約のところはみんな電気代も個人が負担するわけですけど、市の施設に限ってはメーカーも支援をしているということで、非常に大きい支援といいますか、お金になると思います。  この辺について、例えばメーカーの人が言われるのは、現在市のあるところを支援自動販売機にするのは若干難しいのですけど、例えば今から先、スポーツ関係で言えば、小長井・高来の体育館、それに平成24年に供用開始になる新体育館、文化施設が歴史文化館ですか、それに地域のコミュニティーの施設としては、本野、飯盛、有喜地区というのが新しくできます。新しくできるところに関しては、何らそういう支援自動販売機の設置については問題ないし、メーカーもぜひそういうふうな支援をしたいということで考えておるということです。  もともとこの支援というのはどういうことかといったら、例えば私はスポーツをするのでもちろん上げましたら、例えば新しい体育施設にそういう自動販売機を置いた場合に、その収益金をどこが管理をするかといったら、個人がしたら個人の利益誘導的なところもありますので、そういう体育協会などにお願いをする、それとか文化施設、福祉施設だったらそういう関連のところになっていただく、そして地域にできるものは地域ということで、そういうことをしたらどうかなということを思いますけど、いかがでしょうか。 158 ◯財務部長(谷口 啓君)[ 213頁]  自動販売機の各施設への設置でございますが、1番目には、まず、そこのその施設に自動販売機の設置が必要かどうかということ、それと周りの環境でございます。周りの環境で、従来からのお店があるというような場合などもそういうことは考えられようかと思います。  まず、必要であると判断をいたした場合は、決算審査特別委員会とか行財政改革特別委員会など、市議会からの御指摘もあっておりますが、財産の有効活用というような面から、市が公募により設置者を決定する方向で検討していきたいと思っております。また、支援自動販売機についての知識が私も、概念とか知識が少のうございますので、どういう利点があってどういうデメリットがあるかというところを少し研究はしてみたいというふうには思います。 159 ◯吉田修治君[ 213頁]  私のほうでももう少し支援自動販売機のことをうまく説明ができたらと思いましたが、とにかく、例えば文化施設もスポーツ施設も、やっぱりそういうところでジュースを買うことによってそういう体育協会に貢献をするという意味では、非常にジュースを買う人も、ああ、自分もこれを買って、例えば体育協会にお金が入って、子どもたちの何かの支援、強化につながるのだなということであれば、自分もそういう貢献をしているということでの意義があると思います。  それと、公募ということであれば、個人を含めてと言ったらおかしいけど、公的な団体を含めて応募ができるというような判断でよろしいのでしょうか。 160 ◯財務部長(谷口 啓君)[ 213頁]  まず手始めに現在考えているのが、市庁舎に自動販売機を置く場合、これを公募をしてみたいなと思っております。それについては、少々条件が出てくるとは思いますけれども、市内に本店なり営業所なりがあって、市内で活動している事業者と、それから納税をきちんとしていると、それから、例えば預けっ放しで名前だけを貸しているというようなことがないような方、みずからが例えば機械の管理をしたり、中の入れかえをするというような、そのような条件もあろうかと思います。 161 ◯吉田修治君[ 213頁]  形態の中で、市が直接自動販売機の管理をして市の収入にするということ、これは何か多分大阪のほうで自動販売機の検討をされて、そういう結構大きい収入になるということをお聞きしましたけど、現在当市ではそういうふうなお考えはどうなのでしょうか。 162 ◯財務部長(谷口 啓君)[ 213頁]  平成19年3月に地方自治法が改正をされまして、今までは、先ほど申し上げましたように行政処分で行政財産の目的外使用、行政財産のうちで目的外に使っても支障がなかろうという部分については、目的外使用の許可ということで設置の許可を行っております。それに基づいて、現在99台設置されている部分は目的外使用の許可でございます。これについては、福祉団体等がたくさんございますので、そういう部分については許可の使用料の免除というのがございまして、現在使用料として市のほうに入ってきておりますのは3万5,000円程度でございます。 163 ◯吉田修治君[ 213頁]  ちょっと私が質問しているのはですね、この自動販売機自体を市のほうで扱うというようなことは考えられていないのかです。 164 ◯財務部長(谷口 啓君)[ 213頁]  直営で市のほうが直接ということになりますと、市のほうがベンダーを設置したりということになりますので、そのことは考えておりませんが、場所を貸すと、今度は地方自治法が改正されましたので、行政財産を貸し付けるということができます。その部分で貸し付けを行って、その収入が市のほうに入ってくるというような形になります。 165 ◯吉田修治君[ 213頁]  支援自動販売機に関しましては、先ほど私が申しましたとおり、やっぱり飲む人も、ああ、これで貢献しているというようなところに、ぜひ公募でありますので、そんな分け隔てすることはできないかもしれませんけど、本当にここが扱ったほうが一番最適だというような、個人ではなく、団体とかにしていただきたいと思います。  これで質問を終わります。 166 ◯副議長(宮崎博通君)[ 214頁]  一般質問を保留し、しばらく休憩いたします。                 午後3時25分 休憩                 午後3時40分 再開 167 ◯議長(並川和則君)[ 214頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  午後4時になりましたら、会議時間を延長いたします。  次に、室内武議員。 168 ◯室内 武君[ 214頁]  本日最後の登壇となりました、新風クラブの室内でございます。また外を見てみますと、どんよりと菜種梅雨にはちょっと早いような気もいたしますが、今年は麦の成長も例年になくよく成長しておったような状況の中、今後どうなるのか。また、畑作におきましては、この長雨の影響でバレイショ等の作付が大変おくれており、またこれからつくる圃場も相当残っているようでございます。そういう中で、この1年を占う春でございますので、あと天気が締まってくれるのを願うだけでございます。  それでは、早速、通告に従いまして質問をいたします。4点ほど質問の通告を上げております。1点目に、旧庁舎跡地の整備活用について、2点目に、圃場整備の現況と今後について、3点目に、港湾埋立地の管理及び利用について、4点目に、自治公民館の検討についてということでございますが、では、早速、大きな1番目から質問に移らせてもらいます。
     まず、第1点目の旧庁舎跡地の整備活用についてでございます。  これにつきましては、市長の施政方針にもありますように、(仮称)中央交流広場整備事業ですね、この中に庁舎の駐車場及び祭り舞台等の建設をするということで、今後、前に同僚議員が質問されて、整備内容についてはほぼ確認ができておるわけでございますが、そういう中で、今回は設計段階を役所自前で行うということで、設計予算も組み入れられているようでございます。そうした中で、今後の計画づくりはその中で進まれることでございますが、総体的構想といたしましては、当初予算の資料にも詳しく書いてございますように、これに沿って行われるものと思っております。  そうした中で、小さな1点目に、市民交流の場、中央広場の中に常設の舞台ができるのか、舞台の検討はあるのかということでございますが、これについても、内容の中にはっきり記載をされておりますので、このようになるものと私は確信をしております。  次に、舞台等の設定の場合に、それに伴う附属施設でございます。そういうことで、2点目に、舞台とあわせた音響の設置についてでございます。これにつきましては、先ほど申しますように、内容等につきましてはるる詳しく説明があっておりますので、質問に対しての内容に沿ってあるものかないものかだけの答弁で結構でございます。  次に、2点目の圃場整備の現況と今後についてでございます。  これについても、市長の施政方針の中で、圃場整備と生産基盤の整備を進め、効率化や省力化の推進を図ると、こうなっております。そうした中で、御案内のように、飯盛地区に3工区改良区があったわけでございますが、1工区はもう完了いたしまして、あとの2工区が、2改良区の工事が平成22年度で完了をするというふうなことになっております。そうした中で、今後、諫早地域に残された目代地区、小豆崎地区を見ていく中で、国の事業仕分けの中で優先順位が変わったのか、なかなか計画予算が見えてこないというのも実際のようでございます。  そうした中で、小さな1点目としまして、認可事業区の平成22年度計画に対する予算内示状況はということで質問といたします。  また、国といたしましては、耕作放棄地の解消、荒廃対策等を推し進めておるわけでございますが、その点につきまして、今後どういうふうに進めていくものかということでございます。  また、この改良区につきましては、面的工事がすべて終わりましても、なかなか附帯工事等の問題等がございまして、改良区の解散というのができないというのが実態でございます。なぜかと申しますと、これについては関連施設の管理運営、また機具を新しく更新する等の問題、また工事費等の回収の問題、これがあくまでも改良組合が存続しなければ次の事業に移れないという非常に制約的な問題もございますので、これは終身ついて回る。ただ、ついて回らないのは、面的整備の災害等につきましては、今後、農地災害等の形に該当するものもあろうかと思います。  そういう中で、2点目に、事業完了後の改良区の運営はということで、どのような運営の方法を指導されるのか、あくまでも運営については改良区が主体ということでございますので、これについていろいろな方策もあろうかと思います。また、事業につきましての内容の中でお願いをするところもあろうかと思います。そういう進め方等について、るる例があったら説明をお願いします。  次に、大きな3点目でございます。港湾埋立地の管理及び活用についてでございます。  諫早市は異なる海を3つ持っております。その中で有喜、小長井につきましては県漁港ということで、ちょっと市からは離れていくようでございますが、そういう中で、港湾を管理する部署におきましての管理部署も分散をしておりまして、災害等の問題でも、どの部署に相談をすればいいのか、なかなか複雑な面もあるようでございます。そういう中で、計画を施行する部署、また、その後管理をする部署と分かれておるようでございます。また、そうした事業につきましては、認可から完成までは複数の年月がかかるわけでございます。その中には、諸情勢から計画の変更をやむなくされるもの、また、これが計画どおりきましたけど、利用先が見つからずに空白のものもあろうかと、そういうふうに察しております。  そうした中で、小さな1番目に、こういう計画が当初計画どおりの活用をされているかということで質問といたします。  2点目に、その埋立地により、漁港、港湾設備だけではなくして、災害関係で道路等も建設された場所もあろうかと思います。そういう中で、複数道路残地として点在している場所があるわけでございます。その取り扱いは今後どうされていくのかということで質問といたします。  次に、3点目でございます。ただいま申し上げましたけど、そういう今後の問題につきまして、計画、検討はどう進められていくのかということで質問といたします。  次に、大きな4点目でございます。自治公民館の検討についてでございます。  本市では合併以来、年間に2カ所ほどの新築の計画の中で自治会からの申請を受け付け、補助金の交付をされているようでございます。そうした中で、自治会の内容によって異なりはしますが、やはり私はこの中で、公民館の開放というのが今の時代には非常に必要ではないかと思います。特に近年、サロン等の団体も多くなり、引きこもりの高齢者の方、また高齢者同士の語らいの場をより設けていくのが必要ではないかと思っております。  そうした中で、小さな1点目に、建設計画の見直しが必要ではないかということで質問といたします。  これにつきましては、諫早市の自治活動促進事業補助金交付規程、そういう中に示され、合併後、すべて統一をされた形で実施をされているわけでございます。そうした中で、現在何カ所かの申請の未着の申請が上がっているものと思っておりますが、2点目に、申請に対して、自治会の内容調査はどのようになっているのか、また、利用状況等の内容の把握があっておれば、その辺の説明をお願いします。  以上、主質問としまして、あとは再質問にて理解を深めていきたいと思います。 169 ◯市長(宮本明雄君)登壇[ 215頁]  室内議員の御質問にお答えをいたします。私のほうからは、旧庁舎跡地の整備活用についてということでお答えを申し上げます。  庁舎の跡地につきましては、市民の交流や憩いの場となりますように、多目的な利用が可能となる芝生広場と庁舎用の駐車場として整備する計画でございます。全体の面積が大体8,000平米ございまして、今のところ駐車場として3,700、それから多目的広場として4,300平米ぐらいを予定をしております。ただ、これから詳細な設計に入りますので、これらは変わってくるだろうと思います。  御質問にありましたように、舞台につきましては、市民の方々からも整備の要望をいただいておりますので、地元商店街やのんのこ諫早まつり振興会などの御意見、もう既に伺っておりますけれども、これらも伺いながら、拡張性のあるステージを常設する方向で検討を行っているところでございます。  また、音響等の設備につきましては、専門的な設備が必要となります大規模なものにつきましては別といたしまして、一般的なイベントで使用できる設備は必要ではないかなということで検討をしているという状況でございます。  今後、関係者の方々からよく御意見を承りまして、平成23年秋の供用開始を目指して進んでいきたいと思っております。のんのこ諫早まつりとかお月見コンサートとか、そのほかいろいろ多目的にスポーツでも利用されておりますし、リサイクルといいますか、そういうものでも利用されているということで、多目的に利用する関係で、どの程度の整備が一番適切かというのが検討する必要があると。例えば電源設備、今は諫早公園前でやりますと、電源をよそから引いてこないといけないというようなこともあります。電源と申しましても、音響のための電源とか、照明のための電源とか、放送設備のための電源とか、テレビの中継のための電源とか、それぞれございまして、水道の設備というのも要りますものですから、そういうものをどうするかとか、いろんな意味で多方面での検討が必要です。余り変につくりますと、後でいろんなことで使いたいと思ったときに障害になるということも考えられますので、その辺を勘案した上で、照明とかいうのもありますし、そういうものを検討していきたいなと思っております。音響だけを申しましても、大規模、中規模、小規模、というふうにありまして、のんのこ諫早まつりとかの音響となりますとかなりの額、参考までに申しますと、200万円近くの額をかけて音響をしているというようなこともありますし、そしてまた、専門的な知識を持っている方が操作をしていただかないといけないということもありますものですから、一般的によく使われる音響というのはどれくらいのものなのかということも検討しながら、専門家ではなくても使えるような音響については常設をするとか、そういうことを考えていきたいなと思っております。  他の項目につきましては、各担当部長から答弁をさせますので、よろしくお願いを申し上げます。ありがとうございました。(降壇) 170 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 216頁]  それでは、圃場整備の現状と今後についてということで御答弁を申し上げたいと思います。  来年度の予算の内示はもうあっているのかということでございますけども、今現在、諫早のほうでは県営事業を含めて認可をいただいているのが5事業ございまして、内示についてはまだあっておりません。ただ、また、国のほうが予算のほうも大幅に減額をされたということで、事業の進捗に支障があるのかどうかという今判断し切れない状況であるわけでございますけども、平成22年度に完了をする飯盛の2地区、これにつきましては、県のほうから優先的に予算を配分していただくよう強くお願いをしてまいりたいと思っておるところでございます。  次に、もう1点の事業完了後の改良区の運営はどうするのかということでございますけども、今諫早管内には12の土地改良区がございまして、そのうち1改良区が今休止の状態と、それから1改良区が解散の申請中が出ておると。あと9の改良区でございますけども、ここは事業完了後、それぞれ受益者のほうから賦課金を徴収をしながら運営に当たられているということでございますので、今後、事業が完了する改良区につきましても、それらに準じた運営がなされるものと思っておるところでございます。  以上でございます。 171 ◯都市整備部長(林田敏郎君)[ 216頁]  港湾埋立地の管理及び利用についての御質問にお答えいたします。  まず、久山港の埋立地でございますが、平成20年8月に公有水面埋立法に基づく竣功認可を取得し、現在、上下水道などのライフラインの整備を進めているところでございます。また、埋立地の自然特性を把握し、土地利用の適正を判断するため、風向・風速といった気象観測についても並行して行っております。土地利用計画につきましては、当初の計画どおり、スポーツ・レクリエーション施設を主体に検討を進めておりますが、当該地が陸上、海上とも恵まれた交通条件を備えていることから、一部について産業系用地として企業誘致が図れないかをあわせて検討を行っているところでございます。  次に、田結港の埋立地でございますが、住民の皆様から特に要望の強かった運動広場の整備について、昨年度より着手しており、既にゲートボール場については完成し、老人会の皆様に交流の場所として使用していただいております。今後は、ソフトボール場で2面、サッカー場で1面がとれるくらいの広さの多目的広場の整備に着手してまいりたいと考えております。  以上でございます。 172 ◯土木部長(冨松静夫君)[ 216頁]  港湾埋立地の道路残地の取り扱いについてということでの御質問でございます。  まず、道路残地はどういう場合に発生するかといいますと、海岸線の埋め立てにより道路が新設をされ、道路区域と民地との間に残地が発生する場合、また、道路改良工事に伴いまして、旧道敷の一部が残地のままで残る場合がございます。これらの残地の活用実態といたしましては、花壇として利用する場合、それとか、ごみステーションの置き場として利用する場合、それとベンチ等を設置をしまして休憩場所として利用する場合など、利用方法はさまざまでございます。このように場所とか地域の実情等によりまして利用方法はさまざまではございますが、いずれにしましても、地域の実情等を考慮しながら、地域住民の方々の意見もお聞きしながら、適切な維持管理に努めていきたいと考えております。  以上です。 173 ◯企画振興部長(堀口 忠君)[ 217頁]  自治公民館に対するお尋ねでございました。2点あったかと思いますけども、計画の見直し、それから内容審査ということでございますけども、まず初めに、内容審査のほうを説明をさせていただきたいと思います。  自治会が行います公民館の修理、それから新築等につきましては、毎年10月に事業実施予定届けというのを出していただいております。この届けの中には、施設の規模、構造、それから議員がおっしゃっておりました整備の必要性、なぜ必要なのかというようなことの項目でございます。それから、各自治会で用意されております建設費の積み立て状況、これらを記載をいただいております。もうこの届けの内容によりまして、新築、それから改修等の計画を市では把握して、順位づけを行っているという状況でございます。  それから、見直しをということでございますけども、公民館の補助につきましては、平成16年度に県の補助が終了をいたしております。それまでは2件から3件というような状況でございましたけども、現在は市の単独の補助ということでございまして、厳しい財政状況の中ながら、新築につきましては、最低限年に2件を予算化して支援をしているという状況でございます。それから、平成22年度分につきましては、国の地域活性化事業というのがございましたので、平成21年度の3月の補正予算で2カ所の予算を計上させていただきまして、建設の補助を行うというようにいたしております。  公民館と申しますのは、自治活動の拠点施設という上から非常に重要な施設でございますので、補助決定の際といいましょうか、優先順位等につきましては、公民館を今のところ全く所有していない自治会というようなことを優先するというようなことも考えていく必要があろうかというように思っております。また、新築、それから改修、先ほど申しましたけども、このほかにも小集会所とか用地、それから広場、花壇、ゲートボール場、これらにも助成をしておりますので、活用いただければというように思っております。 174 ◯室内 武君[ 217頁]  どうもありがとうございました。  それでは、随時質問をいたしたいと思います。まず、初めの庁舎跡地の問題からいきますけど、今までお月見コンサート、またのんのこ諫早まつり、またそれに伴う諸費用、建設・解体もろもろどのぐらいの費用がかかっておるものか、お願いします。 175 ◯企画振興部長(堀口 忠君)[ 217頁]  まず、先に設置・撤去費用を申してみますと、平成21年度の実績でございますけども、のんのこ諫早まつりの場合で約200万円、これは音響等は含んでおりません。舞台設置・撤去費用でございます。それから、お月見コンサートで約20万円という状況でございます。利用勝手につきましては、これまでのんのこ諫早まつりは眼鏡橋前でございましたけども、それ以前行われておりました芝生広場でののんのこ諫早まつり、それからお月見コンサートなどのほかに、フリーマーケットとかミニライブとかというような事業といいましょうか、市民の皆さんが自主的に運営・企画される事業等が考えられるのではないかというように思っております。 176 ◯室内 武君[ 217頁]  ただいまの答弁の中では、これは音響は入ってないということですね。音響の大体大まかな予定というのはわかりませんか。 177 ◯企画振興部長(堀口 忠君)[ 217頁]  音響の経費につきましては、のんのこ諫早まつりが、先ほど市長の答弁にも少しあったようでございますけども、約170万円、それからお月見コンサートで約30万円とお聞きをしております。 178 ◯室内 武君[ 218頁]  これは芝生広場の件ですけど、先日の同僚議員の質問の中で、駐車場が不足するのではないか、そのときには芝生広場も駐車場に兼用したいという答弁がありましたけど、そうなった段階で、芝生広場はどのような構造でつくられるものかというのと、面積は大まかに出てきておりますけど、今まで庁舎の前の用地にはグラウンドゴルフ等の施設もあったわけですが、それにも対応できるものかということで質問とします。 179 ◯企画振興部長(堀口 忠君)[ 218頁]  整備方法につきましては、多分駐車場のところはアスファルト舗装かなというように考えますし、芝生広場のところ、中央交流広場と呼んでおりますけども、芝生での整備というふうになろうかと思っております。  それから、グラウンドゴルフ、庁舎が建っております旧芝生広場、あれは普通財産でございますので、正式な名称でございませんで、通称芝生広場と呼んでおりましたけども、そこで行われておりましたグラウンドゴルフ等も市民の方々の活動の場にはなろうかと思っております。 180 ◯室内 武君[ 218頁]  ちょっとつくり方の中で私も理解ができなかったわけですけど、前同僚議員の質問に対しての答弁には、臨時的には芝生広場も駐車場として使うというふうな説明があったわけです。その点での工法のお尋ねです。 181 ◯企画振興部長(堀口 忠君)[ 218頁]  芝生広場というのか、中央交流広場というのかよくわかりませんけども、俗称といいましょうか、芝生広場と呼ばせていただきますならば、この庁舎が建つ前にございました芝生広場、そこも申告の時期だとか異動の時期、異動の時期というのは住民の方々の3月、4月という、駐車場の利用者が多いときには臨時的に駐車をしておりました。それと一緒のように110台ぐらい整備を予定しておりますけども、それでは事足りないという場合には臨時的に駐車場、もしくはこれまでお尋ねがありました大型バスにつきましても、臨時的に駐車をするような整備方法を考えていきたいということで思っております。 182 ◯室内 武君[ 218頁]  わかりました。それでは、その駐車場は、通常芝生の上に車を入れる、そのために下を固定して、竹筒みたいなああいうものでかたくするという工法ではないわけですね。 183 ◯企画振興部長(堀口 忠君)[ 218頁]  申しわけございませんが、現在考えておりません。今後の検討ということで、これまでの議案質疑の中でしたか、もっと丁寧にというような議長からの催促がございましたけども、300万円という予算をお願いしております。その中であわせて整備手法等も検討していきたいという考えでございます。 184 ◯室内 武君[ 218頁]  わかりました。今回の場合は屋外でございますので、いろいろな催し、先ほどもちょっと申されましたけど、交流会なりイベント、もろもろ市民の利用の内容が多岐にわたるのではなかろうかと思っております。そういう中で、この施設等の、これも今後の計画かと思いますけど、運営に対する使用料的な問題・考えというのはあるのでしょうか。 185 ◯企画振興部長(堀口 忠君)[ 218頁]  これも現在は決定しておりませんが、ただ、常設しての商行為、一例で申しますと、露天とかというようなことはちょっと困るなと。のんのこ諫早まつりなどのときには臨時的なものは、仮に邪魔にならないといいましょうか、周辺部での設置というのは可能かもしれませんけども、商い行為での常設等は現在考えておりませんし、利用料等もまた今後の問題というように御理解いただきたいと思います。 186 ◯室内 武君[ 218頁]  ありがとうございました。それでは、干拓の里とは違う利活用ができる、そういう形でやっていただきたいと思います。それと、また、長崎の稲佐山みたいにああいう豪勢なものは要りませんので、多目的に利用されるような形での計画をよろしくお願いしておきます。  それから、次にいきます。圃場整備の件でございますけど、ことしの3月補正の中で2地区に補正が組まれておるわけでございますけど、目代と小豆崎です。これは翌年度の繰越分になるのか、ことしの事業の予算に入っているのか、どちらでしょうか。 187 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 218頁]  両地区については、今回の補正でお願いしておりますけども、繰り越しをして、来年度の事業で進めるということになります。 188 ◯室内 武君[ 219頁]  先ほど、まだ平成22年度の予算の内示がまだ見えてないということでございますけど、お互いの改良区については、受益者の方が賦課金での自主運営と思っております。そういう中で、予算がつかなければどうしても工事日数が長引く。長引いていくと、附帯工事がないところでも賦課金が多くなると、これはもう常でございます。そういう中で、やはりこれは国の、先ほど申します荒廃地等の問題にも国も推し進めている中でございますので、より早期にできる検討の中でやっていただかなければ、また経営にも大きな支障が出てくると思っております。  そういう中で、先ほど完了後の運営はあくまでも改良区独自で行うということでございますけど、これが、先ほど13カ所現在改良区があるということでございますけど、こういう改良区の中にも、面的工事だけをしたところ、それにボーリングなり、またもろもろの排水の附帯工事をしたところがあるわけです。だから、こういう形でいきますと、終身、受益者の方たちは何らかの負担を伴っていく形になるわけです。それに伴うやっぱり事務費というのもかかってこようかと思います。これは各改良区の組合長、また役員の方々の検討の中で推し進めていかれるものと思っておりますけど、特に飯盛地域のように3カ所を一時期にやっているところは、今後の基盤強化法の問題、それ等も絡めながら、やっぱり一つにまとめていくという方向もあろうかと思うわけです。その辺についての行政としての指導的な問題など何か意見はございませんか。 189 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 219頁]  土地改良区の関係でございますけど、飯盛に今3つの土地改良区がございまして、事業完了の部分と、あと2カ所は事業を進めているということでございますけども、やはり事業が終わって運営をするということになれば、行政としては、できれば一つの土地改良区でまとめたほうが運営をやりやすいかなと思っているところでございます。 190 ◯室内 武君[ 219頁]  これは現在、農地・水環境保全向上対策という事業があっておりますけど、開改良区あたりについては、用水路から排水門の管理までしていくわけです。そうなっていくと、考え方によると、若干改良区がやっていく事業自体とも違ってくるのではないかと、こう思うわけですけど、その点についての検討がございますか。 191 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 219頁]  土地改良区のそれぞれの事業という、通常、土地改良区が残っていくというのは、例えば施設ができて、その施設を管理をしていくという部分で受益者負担を取りながら運営を行っていくということになりますが、農地・水環境保全向上対策の今事業をやられているということで、水路の管理とか、それから草刈りとかいう部分があろうかと思うのです。しかし、それはそれぞれの土地改良区でどういう形でされているのかと、そこまで含めた土地改良事業でされているのか、あるいは土地改良事業でできた施設だけをされているのかというのはそれぞれの土地改良区でもって違うものですから、全体がどうなっているのかということは把握はいたしておりません。 192 ◯室内 武君[ 219頁]  農地・水環境保全向上対策については、もうお互い各地区で受益者、周辺の人が行っておるわけでございますけど、樋門の管理というのにはもう一つ違う意味があると思うわけです。江ノ浦川にしまして、海の樋門が2カ所ございますけど、その上の樋門維持管理を今後やっていかなければいけないということもあるようでございます。これについては、今後また内容の十分な把握ができ次第協議を進めさせてもらいたいと思います。  次、3点目にいきます。港湾埋立地でございますけど、そういう中で、先ほど田結港につきましては、今畦畔の土手の改良をされておられます。こういう中で、今後、広場のソフトボール場、またサッカー場等の整備を進めていくということでございますけど、この計画は大体どのような形まで煮詰まっておるのか。 193 ◯都市整備部長(林田敏郎君)[ 219頁]  平成22年度予算で1,500万円の工事費を予定しております。こういうことで年次的に、今回、処理場の横の擁壁等と駐車場の整備を今年度行いまして、次年度以降に広場の面整備を行っていきたいと考えております。 194 ◯室内 武君[ 219頁]  久山港については、先ほどライフラインの整備、今後の利用としては、一部企業誘致という形も生まれてこようかと思うと言われました。実際この計画というのは、きょうも野球場の問題で風等の問題もあったわけでございますけど、今後、もし風等の問題が解決しましたら、野球場、それに付随する施設というのはどのようなものを考えておられるのか。 195 ◯都市整備部長(林田敏郎君)[ 220頁]  午前中にも市長が御答弁申し上げましたように、現在、風向・風速のデータを分析中でございまして、今後、野球場などのほかにどういうスポーツができるのかまで含めて現在検討をしているところでございます。 196 ◯室内 武君[ 220頁]  次いきます。これはなごみの里運動公園でございますが、現在工事に着手をされております。そこで、一つこれは確認でございますけど、なごみの里の入口に旧学校予定地というのが現在も残っておりますけど、そこは埋め立てとは全然関係なかったのか、ちょっと確認だけしておきます。 197 ◯都市整備部長(林田敏郎君)[ 220頁]  そこも埋立地でございまして、木床地区の埋め立てにつきましては、第1期計画として平成14年から平成16年の事業期間で、なごみの里運動公園とたらみ図書館を整備されたところでございます。2期計画といたしまして、平成18年度から新たに公園の整備に着手したところでございまして、現状では一応北側のほうの埋立地のほうだけ整備計画を持って、現在、中学校、向こうのほうについては、臨駐とか、そういうことで対応していきたいと考えております。  済みません、略して申しわけございません。臨時駐車場ということでございます。
    198 ◯室内 武君[ 220頁]  今、臨時駐車場と言われて下のソフトボールグラウンドが2面あるわけですけど、その駐車場がありませんので、この駐車場がわりということでございましょうけど、もしもなごみの里の新しい施設が完成して、駐車場が完成した段階ではどのような形の考えでしょうか。 199 ◯都市整備部長(林田敏郎君)[ 220頁]  なごみの里については、当然、前回お話をさせていただきましたけど、ソフトボール場の1面、80メートル掛ける80メートルの規模の4面とれる多目的広場を整備いたしまして、駐車場としては常設で300台程度を考えているということでございます。  臨時駐車場の跡については、現在計画はいたしておりません。臨時駐車場として現状のまま利用していきたいということで考えているということでございます。 200 ◯室内 武君[ 220頁]  それでは、漁港施設にいきたいと思います。漁港施設におきましても、喜々津漁港、また橘湾中央漁協が指定管理の中で港湾埋立地を管理をされておるわけです。そういう中で、まず、多良見のほうから申しますと、その中身が、堆積場、また駐車場、荷さばき場というような3つの形に分かれた中での施設があるわけです。実際、堆積場には養殖の浮きあたりが積んでございますけど、立派に舗装された駐車場があります。果たして漁港に駐車場が、ああいう立派なものが要るのか。内容を見てみますと、プレジャーボートあたりの駐車場としてありますけど、周囲の囲いはございません。いつ何どきだれでも入って駐車をしていいようになっています。そして、もう1カ所は荷さばき場となっておりますけど、普通、水産関係の荷さばき場であると、コンクリート舗装されて、もろもろ屋根なりかぶった箱物があってしかるべきと思うわけですけど、その荷さばき場は土間のままの青空なのです。当初からそういう計画であったものか、お尋ねをいたします。 201 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 220頁]  漁港施設のそれぞれの施設がどうなのかということでございますけども、漁港の用地につきましては、やはり漁港を整備をするときにいろんな補助事業等を活用しながら進めていくわけでございます。そのときに漁港施設用地等利用計画というのをつくらなければならなくなっておりまして、その利用目的に従って利用するというのが原則になっておりますので、今、荷さばき場というのがまだできてないではないかということでございますけども、それをすぐつくるという、それも含めて将来的にもという意味もございますので、そこを含めて当初計画の中に計画をしていってるということでございます。 202 ◯室内 武君[ 220頁]  それは合併前に出たことでしょうから十分わかりませんと言えばそれで終わりでしょうけど、ただ一つ、考えた中で、そこにトラックの箱物を一つ置いているぐらいなものです。あとは草の生えた空き地なのです、荷さばき場が。荷さばき場というのは、通常であると、魚の揚げおろし、また関連するもろもろの揚げおろし場所と思うわけです。そういう中で、長期的な計画があったものではないかと言われますけど、ここまで魚あたりが減ってきた中で、今後この活用が伸びていくということは到底考えられないわけです。その点確認をされておりませんか。 203 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 221頁]  計画をされた施設がどうなっていくかということまでは、まだ漁協との最終的協議というのはいたしておりません。 204 ◯室内 武君[ 221頁]  漁協とはと言うが、あそこはあくまでも諫早市の持ち物です。ですから、諫早市としてちゃんと看板が上がっています。そしたら、駐車場もどういう取り決めの中で、計画書の中には何台とめるという形で駐車場をつくっておるわけですから、そのときの計画もまだわからないということですか。 205 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 221頁]  計画の段階の部分で、市の施設ということで、市が荷さばき場もつくったり、それから、ほかのいろんなもろもろの施設というのは市が設置をするという部分ではなくて、漁協のほうから申請が上がって建てていくという形になります。駐車場関係等についても、今は指定管理ということで漁協にお願いをしているわけでございますけども、またそういう部分が見えるということであれば、漁協と話をしながらそこらあたりは改善をしていきたいと思っております。 206 ◯室内 武君[ 221頁]  指定管理はわかるわけです。これを諫早市があくまでも指定管理をしていただいておるわけですから。ただ、そういう活用法を、漁協が計画書を上げてしたものということでございますけど、これは漁協から県に真っすぐ行ってないはずです。行政を通っているはずです。そのとき見ていなかったということですか。 207 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 221頁]  私としては、当初の計画というのをまだ十分把握しておりませんので。 208 ◯室内 武君[ 221頁]  それでは、早急に把握してください。  それでは、橘湾中央漁港のほうにいきますけど、やはりこちらのほうも、漁港施設というのは、漁業の衰退とともにそれが果たして100%活用されているのか、どこを見ましても駐車場がわりになっているのではなかろうかと思うわけです。それと、もう一つは横津の先、現在は魚礁の関係でのブロック構造をつくってございますけど、ふだんはその土地も空白地なのです。これも漁協に指定管理をお願いして、またこれも建設段階では用途が決まっておったはずですけど、その用地はどういうことになっていますか。 209 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 221頁]  先ほど言いましたように、当初の計画という部分の中で、先ほどから確認をしていないということで御答弁申し上げましたけども、ただ、計画をする段階においては、区域区域というものを定めながらしていくということになっておるわけでございます。先ほどのお話の中にありましたように、漁協の状況等をかんがみながら、早急に整備をしながら、建築をしていけるもの、あるいはまだまだそこまではないというようなこともあるだろうと思いますので、そこらあたりはよく協議をしながら進めてまいりたいというところでございます。 210 ◯室内 武君[ 221頁]  主質問で申しましたように、諸情勢、情勢の変化ということを申しましたけど、そういうものは考えずに、ただ、この施設は漁協に近い、漁協が使用するのに便利だから、そのままこれを関係漁協に指定管理をもうやったという、内容は十分確認をせずにやったということですか。 211 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 221頁]  指定管理というのは、やったではなくて、施設のいろんな維持管理の部分をお願いをするとか、あるいは漁港に出入りする船に関する業務をお願いをするとか、施設、物自体を漁協にやったというのではなくて、管理をお願いをしているという部分でございます。 212 ◯室内 武君[ 221頁]  指定管理の管理はわかります。ただ、漁業者が利用しながら、それを漁協が管理するという形でお願いをしていることと思います。あと幾ら言っても一緒のようでございます。  それでは、道路残地についてでございます。先ほど花壇や休憩所、ごみのステーションと申されましたけど、ああいう点々に分散をされている用地をどのようにまとめて、まとめる方法もないわけですけど、これについて、現状のまま道路残地として残しておくのか、いずれは普通財産として別途登記をやり直すのか、その点はどうですか。 213 ◯土木部長(冨松静夫君)[ 222頁]  この道路残地の取り扱いにつきましては、将来的に道路として残しておいたほうがいいのか、または、例えば部分的に払い下げとかあった場合には、地元の自治会とか近隣の住民の方の意見等も聞きながら、具体的にもし払い下げをしてくださいという要望がございましたら、そこら辺の意見も聞きながら対応をしていきたいと考えております。 214 ◯室内 武君[ 222頁]  それでは、次にいきます。公民館の件でございますけど、この公民館、先ほど申しましたサロンの拡大ということで、非常に利用されているところ、されてないところ、特に高齢者の場合は交通弱者でございますので、自治会の中の1カ所というところには、なかなか遠いところには行けない。そういう中で、やっぱり小集落の中には、サロンを併用しながら、毎週1回と言わず、2回でもということで、月に8回、10回やられているふうな形もあるわけです。管内でそういう状況の把握をされておられますか、健康福祉部長。 215 ◯健康福祉部長(本田善志郎君)[ 222頁]  自治公民館の健康福祉に係る利用の状況についてという質問の御趣旨だと思います。今議員の御質問の中でも言われましたように、ひとり暮らしや家に閉じこもりがちな高齢者に対するふれあいいきいきサロンが、地域福祉活動推進事業として市内で約100カ所実施をされております。実施箇所につきましては、主に自治公民館が主な実施場所ということでございまして、このほか地域の老人クラブ活動、それから高齢者と子どもたちとの交流活動、それから自主グループによるボランティア活動、それと、今御質問の中でもおっしゃいました、隣保班での福祉に関する出前講座や、それから若返り体操サークル、それから子育てサークルと、いろいろ多方面にわたって活用をされているということで把握をしているところでございます。 216 ◯室内 武君[ 222頁]  早う言えば何かと申しますと、やっぱし寒いときにお互い家にいったら、テレビもこたつも1人1個ずつ要る。また、だれかの家に1日中おったら、家族が帰ってきた場合にはどうしても帰らなきゃいけない。そこの小さな集会所にいったら、お互いがいいようにして1日を暮らしてよろしいと。もうお昼御飯から夜の御飯まで自分たちですべて賄った中で、代金はと聞くと、二、三百円で済みますよと。これはなぜかと申しますと、やはり家族なり、もろもろの関係者が差し入れをしてくれるものですから、費用はなかなか要らない。そういうことが言われているわけです。  特にそういう中で、以前でございますと、公民館活動という言葉がしょっちゅう出ておりましたけど、現在それが失われておるようでございます。また、昨年ぐらいまでは子どもは地域で育てようということでございましたけど、現在は地域ではなくて、社会に変わっているようでございます。逆に、高齢者を地域で見守ろうという形に変わってきているのではなかろうかという、そういう気さえするわけでございます。  そういう中で、やはり大小にせよ、こういう活動の場を提供してやるのが、また今の集会所、公民館、これはもう地域の負担というのもありますので一概にはいかないわけですが、こういうもろもろを明記した中で、申請の中に含めていただき、また、そういうことで今何件申請が上っておるかわかりませんけど、幾らかでも前倒しをした中でも、この何年かの間に早期着工ができるという考えはないものか、再度質問をいたします。 217 ◯企画振興部長(堀口 忠君)[ 222頁]  先ほど申しました建設の予定届け、これを私どものほうで把握をしておりますが、現時点で小集会所の建築の希望はないと。多分、地元といいましょうか、自治会の負担も、もしくは小集会の範囲の負担等が考えられますので、そのような状況かなということでございます。 218 ◯室内 武君[ 222頁]  こないだからテレビを見ておりますと、滋賀県だったろうと思いますけど、ひとり暮らしの老人を1カ所に共同住宅に集めて、各人1部屋ずつ与えて面倒を見る、面倒を見るといいますか、そういう支え合いをしているということが出ておりました。それに伴って医療機関もすぐ近くにあるので、そこにおったら安心していい、また、お互いが他人同士の面倒を見てくれるのです。これが語らいの場の一歩でございましょうけど、ちょうどグループホームの介護を外した段階ではなかろうかと思っております。また、もう一つは、これは長生きの問題ですけど、京都の日本海側、京丹後市には、諫早市の約半数ぐらいの人口の中に100歳以上が五十何名ぐらいおられるというわけです。  やはり、今福祉・医療には大変力を入れておられる中でございます。そういう中で、こういう語らいの場、より寄りやすい場を提供していくためにも、今後、執行部の検討をお願いしまして、私の質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。 219 ◯議長(並川和則君)[ 223頁]  以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。  次の本会議は3月9日定刻から開きます。  本日はこれをもって散会いたします。                 午後4時35分 散会 Copyright © ISAHAYA City Assembly All rights reserved. ページの先頭へ...